どうも!パパ趣味のtysterken(@deadorrunning)です!
映画もレンタルやストリーミングサービスの充実で気軽に見られるようになりました。気軽に見られる分、なんとなしに見たものの「全然わからなくて時間を無駄にした」という経験ありませんか?
よほど好きじゃないと同じ映画は何度も見ないですからできれば1回で面白さをつかみたいですよね!せっかくのいい映画も、ちょっとの知識が無いだけでその後のシリーズを逃してしまうには惜しい映画も多々あると思います。
私はバットマンが大好きなので、バットマンの映画を見る前に知っておきたいポイントをご紹介致します。基本ネタバレはない方向です。
バットマンの基本的な知識はこちらからどうぞ!
Contents
映画「ダークナイト」について
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ワーナー公式HPから引用
今回ご紹介するバットマン映画はクリストファー・ノーラン監督が手がけたバットマン3部作の2部作目「ダークナイト」です。
「ダークナイト」は日本で一番有名なバットマン映画ではないかと思います。なぜなら3部作の内バットマンを代表とする宿敵「ジョーカー」が出現するのはこの「ダークナイト」だからです。
正直、1部作目の「バットマン・ビギンズ」の敵「ラーズ・アル・グール」や3部作「ダークナイト・ライジング」の敵「ベイン」はゲームやコミックスを見ていないと馴染み薄い敵キャラなので、そういった意味でも「ダークナイト」が一番見やすい映画なのでは無いかと思います。
映画を見る前に知っておきたいポイント3点
私も最初の頃は全く分けがわからず、雰囲気だけ楽しんでいました。
色々なバットマン映画やゲームに携わった後で改めて見ると、初めて見た頃より面白さがわかり楽しい時間を過ごせました。
大前提として
バットマンのストーリーはパラレル
バットマンは全ての作品が1本に繋がっていません。他の作品で敵を倒したとしても、別の作品でピンピンしています。中には仲間になる作品もあったりします。ただ、何でもOKというわけでも無く、性格や戦闘スタイル、相関関係の設定がしっかりされた上でストーリーが作られています。
ジョーカーを例にあげると、元々ギャングの幹部だという設定だったり、バックボーンがあまり語られなかったりと細かな設定はバラバラです。ここがバットマンを見にくくしている原因の1つだと私は思います。
また、バットマンは登場人物すべてが魅力的ですので、所見では「キーパーソンをどこに置けばよいのか」がわかりにくくなります。
誰に注目して、それぞれの相関関係を知ることで「ダークナイト」がより見やすくなります。
バットマンは殺さず
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ワーナー公式HPより引用
自分の両親を殺害されたバットマンは、大悪党でも決して殺すことはしません。自分の両親を殺した卑劣な犯罪者と同じ位置に身を置きたくありませんでした。
作品によっては、「この攻撃方法は絶対殺してるやろ…」と怪しいシーンもありファンの中で論争が繰り広げられていますが、バットマンポリシーでは「殺していません」
「バットマンは殺さず」という設定は「ダークナイト」でもテーマとなっているので、是非覚えておきたいポイントです。
ポイント1.バットマンの正体を知る人物
基本的にバットマンの正体は誰も知りません。バットマンは犯罪者と戦う自警団のように存在しています。犯罪の再発が起こらない様、正体を不明にし犯罪者に恐怖を与える事も正体を隠す理由です。
「ダークナイト」では下記の人物だけバットマンの正体を知っています。(バットマンの正体はゴッサムシティの大金持ち「ブルース・ウェイン」です。)
- アルフレッド・ペニーワース(ブルース・ウェインの執事)
- ルーシャス・フォックス(ウェインエンタープライズのCEO バットマンに武器を開発・提供)
- ジェームス・ゴードン(ゴッサム市警の敏腕刑事。警察内での唯一の内通者)
- レイチェル・ドーズ(ブルース・ウェインの幼馴染。女性検事)
アルフレッド・ペニーワース
ルーシャス・フォックス
ジェームス・ゴードン
ワーナー公式HPより引用
レイチェル以外はバットマンに協力的です。
特に「アルフレッド」はブルース・ウェインの身の回りの世話だけでなく時には父親の様にブルースを心配したり導いたりします。ブルース・ウェインがバットマンになった時も行動をサポートします。ブルース・ウェインとアルフレッドは主人と執事以上の関係であり、友人であり、家族でもある…。アルフレッドの存在なくしてバットマンは語れない程の主要人物です。
「フォックス」はバットマンの武器や防具の開発と提供。「ゴードン」は警察組織の情報をバットマンと共有し犯罪者を無くすというバットマンと同じ思想の元協力体制を敷いています。
レイチェルは幼馴染でブルースに恋心をいだいていますが、同時に両親をなくし心を閉ざしているブルースを心配しています。過去から脱出しようと奮闘しているバットマンに対し、「バットマン」こそブルース・ウェインの本性…、仮面をかぶっているのはブルース・ウェインの方だと寂しそうに言い放ちます。
バットマンをやめた時、本当のブルース・ウェインに戻ると言われたブルース・ウェインは、レイチェルの気持ちに応えたいと思いつつもバットマンとして犯罪撲滅に勤しむのです。
ポイント2.宿敵「ジョーカー」について
紫スーツに緑髪、何より顔面真っ白の道化師「ジョーカー」は全てのバットマン作品にも影響が大きいヴィラン(悪役)です。
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ワーナー公式HPから引用
見た目のイメージから、ひょうきんで高らかに笑うイメージがありますが、「ダークナイト」のジョーカーは一線を画します。
圧倒的に違うポイントは「狂気さ」です。ナイフを構えたまま、ぼそっとした暗い口調で過去を話すシーンがあるのですが道化とは程遠い恐怖を感じます。この独特な雰囲気を持つジョーカーが「ダークナイト」に圧倒的な印象を加えたのだと思います。
また、ジョーカーとバットマンとの関係は、二人は昔からのライバルというわけではなく「罪を犯す者」と「裁く者」の関係でした。しかしジョーカーはバットマンの事を「なんら俺たちと変わらない。暴力の矛先がたまたま犯罪者だけで、やっている事は同じだ」と笑います。
バットマンは否定をしますが、「恐怖を植え付ける為の仮面は犯罪者だけで無く、一般の市民にも恐怖を与えている。やはり俺たちと同じ事だ」と笑います。そしてジョーカーは「俺ですらひどい事思いつかないのに、お前(バットマン)は平然とやってのける。質の悪いジョークのようだ」と更に笑います。(ここでいう「ひどい事」とは、正義ヅラしてやっている事は悪党と同じというジョーカーの主張の事)
バットマン作品により、細かな設定や犯罪の方法は異なりますが、基本的に上記のように設定されています。「バットマンがいるからジョーカーがいる。」「ジョーカーがいるからバットマンがいる」二人の関係は切っても切れないのです。
もっとジョーカーについて知りたい人はこちら!!:映画「ジョーカー」を見る前に知っておきたい3つのポイント
ポイント3.検事「ハービー・デント」について
「ダークナイト」の影の主役とも言えるゴッサムシティの名検事「ハービー・デント」についても説明が必要だと思います。中々彼に多くのスポットが当たる事はまれなのですが、ブルース・ウェインの俳優「クリスチャン・ベール」に勝るとも劣らないイケメン俳優「アーロン・エッカート」だった事が大きかったのかなと思っています。
バットマンやゴードン刑事と同じく、ゴッサムシティーの犯罪を検事という立場で撲滅しようとしていました。ゴードンと違いバットマンの正体は知りませんが彼もバットマンを肯定する人物でした。
時には犯罪者から報復されそうになりますが、正義感の強い彼は真っ向から反撃し悪に立ち向かいます。その勇敢な彼を見てバットマンは「ハービー・デントならゴッサムシティーを正しい道に導いてくれる」と思い、バットマンを安心して引退すると考えます。
ハービー・デントは物事を決める時、親の形見のコインを投げ裏表で決めます。これはハービー・デントの特徴的なシーンで何度も出現するので注目です。
バットマンと深い関係にあるハービー・デントの結末はどうなるのか…映画を見てのお楽しみです。
人間味あふれる「ダークナイト」の魅力
バットマンに登場する人物は、敵味方限らず特殊能力を持っている事がまれです。バットマン自信も空を飛んだり飛び道具を放ったりしますが、全て科学兵器で実現しています。ジョーカーも特別身体能力が優れているわけでも無く、実力を考えるとバットマンの方が圧倒的に有利です。
他のアメコミ映画(例えばX-MENやスパイダーマン)と異なり爽快なアクションもあまり無いバットマンの魅力といえば、ずばり「人間味があふれる」所だと思います。
バットマン作品はすべからく雰囲気が暗く、夜のシーンが多めです。登場人物の人間味に没頭できるよう演出しているのではないかと思います。
ダークナイト三部作は、どこから見ても楽しめる名作ですが、やはり一番良いのは一部作「バットマン・ビギンズ」から見るのがオススメ。しかし、バットマン入門編としては「ダークナイト」から見ても問題ない作品となっているので、どちらから見始めても問題ないかと思います。(三部「ダークナイト・ライジング」から見るのだけはオススメしません。)
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