やってくれたぜDCコミックス!やってくれたぜワーナー・ブラザーズ!
ということで、映画「ジョーカー」に引き続きヴィラン(敵)にスポットを当てた映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』…今後主役のバットマン映画も待ち構えているだけに、まずはヴィランのイメージを植え付けておいて一気にバットマンで盛り上げる…!!というファンの熱狂が想像できます。
さぁ、今回放映される映画『ハーレイ・クイン』は一体どのようなストーリーが待ち受けているのでしょうか?予告映像を見ながら大胆予想しちゃいましょう。その前にハーレイ・クインってどんなキャラクターかご存じない方に少しだけご説明致します。
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抑えておきたいハーレイ・クインのキャラクター性
元々アーカム・アサイラムと呼ばれる精神病院のカウンセラーとして働いていた彼女は、ある日ジョーカーのカウンセラーとして担当することになりました。カウンセリングしていく中で、みるみるジョーカーが持つ狂気性の虜になりジョーカーを恋人と思うようになり「ジョーカーが喜びそうな事をしてあげたい!」という事でハーレイ・クインが誕生しました。
なぜ真面目そうなカウンセラーがジョーカーの虜になるのか…?そこはアメコミよろしく設定が作品によって異なり、例えばハーレイ・クインの代表コミックである「MAD LOVE」では学生時代から色仕掛けで単位をとっていた…など元々の性格に難ありという設定だったり、ゲーム「アーカムビギンズ」では元々聡明そうなカウンセラーにも関わらずジョーカーの持つ狂気性に負けてしまったりと様々です。

MAD LOVEより:ジョーカーとの夫婦生活を夢見るハーレイ・クイン
ハーレイ・クインはジョーカーによって生み出されたヴィランという事を基本的なポイントとして抑えておきましょう。
大胆予想1.ジョーカーと別れる?いやいやバットマンにコテンパンにされる
髪をバッサリと切り、ジョーカーの似顔絵にナイフを刺すシーン。バットマン&ハーレイ・クインを見たことのあるファンなら思わずニヤリとしてしまう素晴らしいシーンからのスタートです。


髪を切るのは失恋の証…とはよく言ったものですが、実際のところハーレイ・クインの一方的な片思いでジョーカーは彼女の事を都合の良い女としか思っていません。おそらくバットマンとの対決の末「ジョーカーに都合よく利用されて、なんてアホな事をしていたのかしら…!これからステキな生活を送ってやる!!」と改心したシーンからスタートするのでは無いかと思います。
これはBD&DVD「バットマン&ハーレイ・クイン」からインスパイアされたストーリーですが、ハーレイ・クインは元々良識あるカウンセラー(という設定)だったことから、ド悪党になるところまではいかず刑期を終えて反省して…さぁこれからステキな生活を…!という話から始まるのでは無いかと予想します。
とはいっても、このBD&DVD「バットマン&ハーレイ・クイン」は有名すぎるので、簡単になぞらえてくる…とは思えないのも事実です。「今回の映画はファンをどのように翻弄してくるか?」というマニアならではの面倒くさい楽しみ方もできちゃいますね(笑)
大胆予想2.ハーレイに新しく恋人が?しかしジョーカーより遥かに劣る…!?
予告で新しい恋人ができるような感じがしていますね。新しいご主人様…ということでジョーカーの座に着こうとしている悪い男がいるように想像させます。

先述の通り「バットマンにボコボコにされてアーカム・アサイラムに収容された」という事なら、ジョーカーの方が刑期が長くハーレイ・クインが先に出所した可能性があります。当然ゴッサムシティ(作中のメイン舞台となる街の名前)の悪党含めた住人には「ジョーカーが逮捕された」という話が広まっているはずですから、悪党の中にはジョーカーの座に着こうとする奴がいてもおかしくありません。ハーレイ・クインを手に入れる事で更にジョーカーの座が堅実なものになる…と考えたワンシーンなのかもしれません。
しかしこれはその男が浅はか。ジョーカーの座とか言っている時点でジョーカーに成れるわけ無いことが分かっています。ハーレイ・クインの彼氏はある程度できる悪党のように書かれていますが所詮ハーレイ・クインの噛ませ犬的な存在になるのかと思います。
(これ違って超大物彼氏だったらどうしよう(笑))
大胆予想3.ジョーカーが登場するはず!!ジョーカーとハーレイ・クインは一心同体!?
予告で「世界の悪党が恐れるのはジョーカーではなくハーレイ・クイン」と言っている事から、今回ジョーカーは出てこないかもしれません。予告で出なかっただけで作中でジョーカーは登場するのでしょうか?
予告をよく見てみると、ジョーカーのメイクをしたハーレイ・クインが登場します。ここで左右の牢屋に注目してみると(多分)アーカム・アサイラム。ということは収容されているジョーカーを救出しに来ているシーンではないかと推測されます。

元々ステキな堅気の人生を歩もうとしていたハーレイ・クインですが、やはり一度タガが外れた狂気性は収まることなく犯罪の世界に戻ってきてしまった感があります。ハーレイ・クインはゴッサム1凶悪な犯罪者ジョーカーを越えるつもりなのでしょうか?
答えはNOです。(断言します)ハーレイ・クインは心の中でジョーカーを求めています。ジョーカーを越えるという大口も、ジョーカーを意識しているからこその言葉です。
ジョーカーはハーレイ・クインを都合の良い風に使う凶悪な男。ハーレイ・クインは悪い悪いと分かっていてもジョーカーの狂気性に惹かれるすぎてジョーカーから離れられない女。そんなネジ曲がったラブストーリーが展開されるのではないでしょうか。
直接ジョーカーが「バンっ!!」と出てくるかはわかりません。しかし、何らかの表現や会話に強烈な存在感を放つジョーカーがワンシーンとして出てくるのでは無いでしょうか。そしてそこにこの映画のクライマックスが詰まっているような気がします。
ハーレイ・クインが生まれた名作「MAD LOVE」で予習しよう
映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』ではご覧の通りギャルっぽい格好をしていますが、元々のオリジナルは宮廷道化師のコスチュームに纏ってジョーカー(ピエロ)と対を成す存在でした。

宮廷道化師のコスチュームからガラリと変わった今作のハーレイ・クインですが、性格や行動理念は恐らくオリジナルと同じではないかと推測します。
ハーレイ・クインが初登場するDCコミック「MAD LOVE」では、ハーレイ・クインの出生からジョーカーへの想い、バットマンへの敵対心や攻撃方法など1冊でハーレイ・クインの事が分かるコミックになっています。アメコミにしてはテンポ感も良く、ダラダラしない展開なのでとても読みやすいコミックです。(アメコミはコマ割りが単調でセリフが長いため、漫画感覚で読めない→ちょっと読むのに大変)
関連記事:漫画に飽きたらアメコミを攻めてみよう!日本語訳もあるぞ!
ハーレイ・クインの基本を抑えて映画をスムーズに見るのもありですね!!
“悪カワ”ヒロイン ド派手に覚醒!!に異議あり!!
悪カワ…いかにも日本人に受けそうなキャッチコピーですが、ハーレイ・クインとジョーカーという強烈な個性を持つ二人の性質上、ドロドロした恋愛模様が繰り広げられるのでは無いかと思います。
都合の良い女とむちゃくちゃな男。ハーレイ・クインとジョーカーとはそういったある種男女が目を背けたくなるような関係性なのです。とてもカワイイになるとは思えない…。どちらかといえば、ヤンデレ系に属されるハーレイ・クイン…。

元々お固いイメージのカウンセラーから、こんな胸元開けちゃうハッチャケ人物に転身させるジョーカーの魅力が凄まじい…!!
しかし私の予想が間違っている可能性も大いにあります。最近のDCコミックスの映画は、今まであった(割とダークな)雰囲気から刷新してポピュラーなイメージを目指しているようにも見えます。(ハーレイ・クインが主人公だった前作「スーサイド・スクワッド」では割と全体的に明るめのイメージだった印象。)
映画『ジョーカー』では、見事ファンのも、初めてDC作品を見る方の心を鷲掴みにしました。かなりDCコミックス映画作品、来てます!!ハーレイ・クインも心を鷲掴みにするステキな映画になること、間違いなしです!!3月までは妄想で楽しむぞ~!!
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