「仕事は楽しいかね?」の本を読んで率直に思った感想は「なんだろう、これからの人生…ワクワクする!!」でした。
- 毎日の仕事が面白くない…でも何かを変えたい…!!と思っている人
- 成功者を見て「どうせあの人はコネもお金もあったから成功したに違いない…」と思っている人
- 「自分はなんて不運だ。失敗続きの人生だ」と悲観してしまっている人
有名人・成功者は「金も時間もコネもあったから成れた」という幻想
私はこの本を読むまで、日本の有名人・成功者…身近な人でいうと会社の部長や課長というのは「素質があった」とか「恵まれた環境だった」とか「談合して甘い汁をすすっている」とか、自分に無いものを持っていると思っていました。
しかし「仕事は楽しいかね?」を読むと、それらすべてが幻想だったと思い知らされるのです。
試してみることに失敗はない
本書から引用した言葉です。
冷静に考えれば「何を当たり前のことを…」と思いましたが、これがなかなか実現できていないことに気が付きます。
仕事を一つとっても「今日は気分が乗らないからやめておこう」「人間関係のイザコザに巻き込まれるのは嫌だから、そっとしておこう」とやらない理由を探してしまいます。
もしかすると、あなたの「試さなかった事」は世界にとってなんのことも無いかもしれません。でも有名人・成功者がもし試さなかったらどのような人になっていたでしょうか?
エリツィン大統領は、建設工事の現場監督だったろう
大リーガーは最初から大リーガーだったのでしょうか?例えばレジー・ジャクソンという選手は元々フットボールの選手でした。
脚本家・TVプロデューサーは元々TV関係の仕事をしていたのでしょうか?例えばロッド・サーリングは元々体育の指導員でした。
これら有名人・成功者だって、何かを試さなければ有名人・成功者に成れなかったのです。
それはたまたま?偶然?運が良かったから…?
いいえ、彼らは試すことを失敗のない宝くじだと知っていたからです。
コカコーラーは元々頭痛薬だった!?

試すことに失敗がないと知っていれば、周りに起こるどんな事でも成功のアイディアに繋がります。
コカ・コーラを作った会社は元々製薬会社でした。
たまたま社員が頭痛薬に炭酸を混ぜて飲んでいたところ、「これは飲料水として行けるかも…!?」と飲料水用に開発したのがコカ・コーラの始まりです。
「何をやっているんだ、けしからん!!」と炭酸を混ぜていた人を一蹴してしまえば世界に代表するコカコーラは生まれていませんでした。
コカコーラが生まれたきっかけは偶然かもしれません。しかし商品化を推し進めた人が「面白そうだからやってみよう」「いっぺん試してみよう」という気になったからこそ生まれた商品です。
試すことは簡単、でも変えることは難しい
失敗が無いと知っていれば試すことは簡単です。しかし試したことをスタンダードにするには難しさがあります。
コカ・コーラを商品化したときだって、周りのすべてが賛成だったわけではありません。「うちは製薬会社だぞ!!何をやっとるんだ」という意見も十分考えられます。
それでも、試すことに妥協のなかった自分のアイデア・ヒラメキさえ信じれば。そして「変えることは難しい」という事を知っていれば踏ん張りどころがいくつも増えます。
成功はいつだってゴールが見えているものではありません。ならば、自分がゴールと感じる場所まで走り続けるのみです。
今日の自分より新しい自分を目指していく
「試すことに失敗がない」と知っていれば、毎日の過ごし方・物の見方も変わってきます。
「バス停で上司と挨拶するぐらいだけど、今日は世間話でも話しかけてみよう」「妻の雰囲気が変わりないかじっくり見てみよう」など…今までなんとも思っていなかった事に新しいことが見いだせるようになります。
そして「試すことに失敗がない」という言葉に私なりのアレンジをするなら「試すことを焦らない」です。
「○○したい!!」が人生をワクワクさせる原動力です。「○○したい!!」→「○○しなきゃ…」になるととたんに人生が淀む感じがします。
本当に自分が試したいことを見つけるまで、ゆっくりとそれでいて確実に試していけば良いと思います。
まとめ:「仕事は楽しいかね」を読んで
本書は人生をワクワクさせるような内容を物語形式で展開しています。今回レビューで書いた内容はほんの一部です。
本を読むと次々とワクワクが高まりあっという間に完読してしまいます。
仕事は楽しいかね?…この言葉にNoと答えるあなた。読み終わった後はYesと答えが変わるでしょう。
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