ブログ運営する上で必須のスキルはやはり文章構成能力です。この能力が著しく低いと内容が良くとも読んでもらえなくなります。
私もブログを始める前は「読んでもらうための文章」を書いたことがなく、自己流でブログを書いていました。「しかし自己満足ではいけない」と気が付き文章構成の書籍を読み始めました。
文章構成の能力はインプットとアウトプットの両方で上がります。読むだけではダメ、書くだけではダメなのです。その為、ブロガーは最も文章構成力が上がりやすい人種だと思います。
さて、今回は私が一番最初にぶち当たった文章構成力の壁「事」について書いていきます。
Contents
やること、すること、”ことだらけ”になっていないか?
「こと(事)」は使い勝手が良いだけに無意識に使ってしまう傾向にあります。例題を上げると
「本を読むと文章構成力を上げることができます。その後文章を書くことでより身につけることが可能です。」
意味は十分伝わりますが、なんとなく「こと」が乱立していてリズムが悪いように思いますね。文字数もかさんでしまいます。
「本を読むと文章構成力が上がります。読後に文章を書けばより効果的に文章構成力を身につけられます。」
「こと」を極力消してみました。(また内容が伝わるように補足説明も行っています。)
修正前、修正後と文字数は変わっていませんが無駄な「こと」を削除して補足文章を追加しているので、文章の伝わり度はアップしています。
手っ取り早く「こと」を見つけ出すサイト
「こと」を気にしながら文章を書けばよいのですが始めのうちは無意識に使ってしまいます。そういう時は「ctrl+F」の検索機能で見つけ出すか、下記のサイトに文章をコピペして自動的に「こと」を見つけ出してくれます。その他にも、文章構成において修正したほうが良い箇所を簡易的に選出してくれるので修正が楽です。
文章チェッカーのページへ
です、ますのオンパレードにも要注意!リズム良いのも考えもの
文章の末を統一するのも文章構成において重要ですが、多用しすぎるのも問題です。例題を上げると
「筋トレは体だけなく精神も鍛えられます。前向きな気持ちになります。筋トレ後の爽快感がくせになります。」
意味は伝わりますが、「ます、ます」と続いてしまうと押し売りセールの様な印象を受けますね。
「筋トレは体だけでなく精神も鍛えられ前向きな気持ちになります。また、筋トレ後の爽快感は他のスポーツではなかなか味わえません。」
「ます」が続かないように修正してみました。
なるべく同じ様な意味をまとめて一つの文章にし、末を意識した言葉に変えることで読み手がスムーズに文章を理解できます。
「しゃらくせぇ!文章構成なんて知るかよ!」という意見

実はおっしゃる通り。
「自分の気持ちを伝えたい」「自分の文章を読んでほしい!」という気持ちがあればブログは続けられますし文章構成も自ずと身についてくるでしょう。
しかし、読みにくい文章や、リズムが悪い文章は、読み手に「この調子が続くなら、このブログは読みたくないなぁ。」と思われてしまいます。これでは、せっかくの対策も、勿体無い事でしょう。
…
………
上の文いかがでしたか?あえて句読点を多めにして誤字も含めてみました。読みにくいと感じた方は、このような文章の書き方をしてはなりません。
文章構成力はインプットとアウトプットが組み合わさって上がります。文章構成力を無視して「しゃらくせぇ!」と文章を書いてしまっては独りよがりな文章になってしまうでしょう。文章構成力をつけた上で「しゃらくせぇ!」と判断して初めて、あなた独自の文章がかけるのだと思います。
参考書籍
例題が多く、「誤り例」と「良い例」が常にセットになっているので文章を読むだけで文章構成力がアップします。14章に分かれておりケースに応じた文章を学べられるオススメの本です。
これを読まずしてブログが書けるか!?「一瞬で心をつかむ77の文章テクニック」はタイトルの通り、文章で読者を惹きつけるテクニックが満載です。
先程私が紹介した「これを読まずしてブログが書けるか!?」という文章もこの書籍に影響を受けて作りました。
例えば、エビフライを紹介するタイトルでは「愛知は名古屋のエビフライが美味しいお店!」より「ハフっハフっプリップリ!!エビフライが美味しい名店5選!」の方がタイトルとして惹きつけられますね。この書籍ではそのような例題が数多くあります。こちらもオススメの書籍です。
2018年のベストセラー。本屋さんに行けば必ず目にする書籍です。こちらも惹きつける文章テクニックを分かりやすく説明しています。正直本を開いた1ページ目の簡易シートだけ見れば概ね把握出来るんじゃないかな(笑)でもその時点でこの書籍の伝えたい事9割は達成していると思うので、大成功か。
上記2冊は具体的な例題はあまりなく、惹き付ける文章や読んでもらう文章はどういう気持ちで書くと良いか…等の話が描いてあります。「魅力あるコピーは簡単に生み出されるものではないな」と実感しました。2冊とも、文章を書く上で知っておきたい心構えを学べます。
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