プリキュアから学んだ、ジェンダーレスが向かう未来とは

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HUGっと!プリキュア42話でプリキュア史上初の「男の子プリキュア」が誕生しました。

「女の子だって暴れたい」というコンセプトからも、女の子向けアニメを意識して作られていたプリキュアシリーズですが、世の中に蔓延するジェンダーレスな価値観を先駆けて取り入れた内容になっていました。

さて、このジェンダーレスという価値観について「ふ~ん、そんなのがあるんだ」とは思わずに、しっかりと考えてみました。

ジェンダーレスな価値観とは?

私達の世代(私は1985年生まれ)では「男の子は涙を見せてはいけない」「女の子は可愛く慎ましい性格じゃないとダメ」「男がぬいぐるみをもっていたらダサい」などという所謂「男らしい」「女らしい」生き方を親や周りに刷り込まれてきた様な気がします。

ジェンダーレスとは、この“らしい”という風潮を意識しない事を言います。

やや話はそれますが、私が高校生の頃にみた金八先生(第6シリーズ)で上戸彩さんが演じた「鶴本直」は体は女性だけど心は男性という「性同一性障害」という設定でした。当時はこの様な”障害”という呼び名でしたが「別に障害じゃないよ。男らしい、女らしい、じゃなくても普通なんだよ」という意味も込めて「ジェンダーレス」という呼び名になったのかな…と思います。

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ジェンダーレスな価値観がもたらす問題

しかし、万人がジェンダーレスを受け入れられるか…と言われたら現在はNoです。ジェンダーレスは価値観ですからそぐわない方もいらっしゃいます。なぜその様なことが起こるのでしょう。

幼い頃からこびり付いた価値観はいきなり塗り替えられない

現代に「ジェンダーレス」という言葉が生まれただけに、おそらく現代の子ども達が大人になってもジェンダーレスな価値観を難なく受け入れることができるでしょう。そもそも“難なく”という言葉はおかしく、当たり前に思っているかもしれません。

男女”らしさ”が一般的だった私達世代に、いきなり「男でもスカート履いていいから」「女があぐらかいてもいいから」と言われても「ああ、そうなのね」と順応は中々難しいのではないでしょうか。

そもそもジェンダーレスに限らず世代別に行動理念や思想が異なるわけですから、価値観を自然的に共有するのはまず難しいのかもしれません。

ジェンダーレスのアピール

TVを見てても女の子らしい格好や言葉遣いをする男性が増えてきたように思います。

2018年11月頃に放送されたTVCM「モンスターストライク」では「美少女戦士セーラームーン」に扮装するカズレーザーさんとりゅうちぇるさんが話題になりました。特にりゅうちぇるさんは中性的な見た目と女性的な言動からジェンダーレス価値観の代表格と言って過言は無いでしょう。

りゅうちぇるさんがCM内セリフで「変身願望に男も女も無いよ」と言っている言葉だけ捉えると「ジェンダーレスな価値観を理解させようとしている」ように思います。

ジェンダーレスは自然に当たり前のような価値観になるのが望ましく、「世の中にはこういう価値観があるんだよ!分かって分かって!」と一方的な姿勢では敬遠されてしまう可能性があるでしょう。

ジェンダーレスについてプリキュアから何を学んだか

ジェンダーレスの生き字引として存在するパパ趣味のプリキュア好き

プリキュアは女の子が活躍するアニメだから男の子が真剣に見ちゃダメだ…。そんな考えは微塵に思わず毎週プリキュアの先生と一緒にプリキュアを見ています。

真剣に見るようになったのは娘と一緒に見出してからです。プリキュアの年齢設定は小学生高学年~高校生と幅広く、まだ娘の年齢が追いついていませんが女の子が一所懸命戦う姿を娘に重ねて応援したくなる魅力があります。

またストーリー的にも社会風刺が聞いており制作者の大人に対するメッセージに共感が得られ勉強になります。「HUGっと!プリキュア」は子育てと職業選択の自由をコンセプトに作られているのだと思います。

もちろん女の子がキャピキャピ可愛いやりとりしている姿を見るのも好きです。プリキュアには沢山の魅力が詰まっています。

「女の子が沢山出演しているから女の子の番組だ!」という単一的な見方はできなくなってきている…、つまりジェンダーレスが自然なものになる風土が育てられているような気がするのです。

「なんでもできる、なんでもなれる」に秘められた子ども達へのメッセージ

先程HUGっと!プリキュアは子育てと職業選択の自由をコンセプトに作られていると予想していると書きました。

作中でも色々な職業を体験したり将来なりたい自分に向かって一生懸命努力したり悩んだりするシーンが見られます。

子ども頃の夢がそのまま大人に反映されるとは限りません。中には周りの影響でやむなく夢を諦めざる得なかった方もいらっしゃるかと思います。「その職業は将来が不安だから…」「生まれ持っての才能が必要だ…」「うちには経済的余裕がない…」理由は様々です。

才能や経済的な理由以外にも、男性をイメージする職業・女性をイメージする職業へのハードルがあります。

例えば、私が子どもの頃では電車の運転手や車掌は男性ばかりでした。私はなんの疑問にも思わず電車の運転手や車掌さんは男性がなるものだと思い込んでいました。しかし時代が進むにつれ女性の運転手が見られるようになり、今では当然のように男女一緒に仕事をしています。きっと運転手や車掌に憧れた女性の方が「どうしてもなりたい!」と強く思った結果だと思いました。

HUGっと!プリキュアはすべての障壁を取っ払って「なんでもできる なんでもなれる」とメッセージを伝えているのでは無いかと思います。

いっぱい話題にし、いっぱい話し合い、いつの間にか一緒になるのが望ましい

今回の意見や考え方は私個人の意見であり「必ずこうだ!みんなもそう思うだろ?」とは思っておりません。他の方が見た時「嫌だな」と思うような表現をしている可能性だってあります。

表現が難しいですが、こうして時代が進むに連れ発生するシンパシーはなるべくみんなで語り合って、一つの方向を目指していく必要があると考えます。

私の思う一つの方向とは、「自分らしい幸せな人生」です。如何にしてこれを叶えられるようにどう考えていくか…が実現できれば今回のジェンダーレスの価値観に関しても自然なものになるのではないかと思います。

話題にならないのが一番危険

その為には、どんな世代でも考える事が大切だと思います。「ふーん、私にはわかんないや」とみんなが思ってしまえばそこで終わりです。自分に関連が無い…と思っても自分の家族・友人・同僚などは悩んでいるかもしれません。その悩みを解消出来るのはあなただけかもしれないのですから、考えるのを止めない方が良いです。

長い年月が必要

私が中学生の頃、「アニメオタク」は特異な存在でした。私もサクラ大戦にハマっており周りからは「ギャルゲーオタク」などと揶揄されておりましたが、現在を考えるとオタクは立派に市民権を得たような気がします。

昔アニメイトなんて周りを気にして入るか我関せずと堂々と入るか悩んだのに今では非常にライトに入ることができます。

これはアニメが「日本の文化」と銘打った事や海外が「Cool Japan」と評した事で「オタクって良いかも」という雰囲気にさせたことが大きいかと思います。(いずれもメディアの影響が大きいですが。)

今回の場合、「市民権を得る」という表現は適切では無いですが、一朝一夕で良くなる性質のものでも無いので長い時間をかけてより良い感じになっていければ良いと思います。

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