なぜ私達は脱社畜サロンに嫌悪感を抱くのか?

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2019年1月末、ツイッターを見ていると興味深い内容のニュースが飛び込んできました。

22歳学生が見たオンラインサロンの裏。経歴詐称疑惑、30万円合宿…(Yahooニュースにアクセスされます。)

記事を読むと、人気ブロガーのイケハヤさんやはあちゅうさんが運営するオンラインサロン「脱社畜サロン」について書かれており、サロンオーナーに経歴詐称疑惑が立ち上った事やサロン内容が価格に見合って無い…など脱社畜サロンの価値について問題提議しています。

このニュースの影響を受けてか脱社畜サロンのパトロン数が激減しております。


また激減の影響を受けてサロンオーナーであるイケハヤさんやはあちゅうさんにもアクションがありました。


これは脱社畜サロンのメンバーからしてみても不安になる内容です。今回のYahooニュースを受けてメンバーに具体的な説明があったのでしょうか?

プロフィールに「#脱社畜サロン」と掲げていた以上運営を行っていくという意志が感じられるのですがそれを外されてしまった今、サロンメンバーは「本当に大丈夫なのかな?」という気持ちになってしまうと想像します。

さて、この一連の騒動に置いて個人的に思うところがありましたのでここに記したいと思います。

脱社畜サロンに人間味はあるか?

脱社畜サロンの内情を知らないまま批判するのはおこがましいですが、主催者であるイケハヤさんのツイート内容を見るとどうにも「人間味の無い冷たいサロンだな」と感じてしまいました。

脱社畜サロンは名が示すとおり”社畜を脱出する事を目的としたサロン”でありサラリーマンを社畜に見立ててサロンへ誘導するスタンスを取っていました。

働き方を否定するような事を言ってはいけない

父と母が、おじいちゃんとおばあちゃんが、先祖が…一所懸命働いてきた背景に私達が存在します。それを悪く言ったり否定したりする権利は何人たりともありません。

サラリーマンだろうが個人事業主だろうがフリーランスだろうが、働く事は尊いのです。

「○○で消耗するつもりですか?」「フリーランスの方がたくさん稼げる」などの言葉は確かに「私が成功してきた方法」かもしれません。それを140文字程度で表現しようとすれば強い物言いになってしまう可能性もあるでしょう。

しかし目に止まる人の気持ちを考えていれば「○○するのは時代遅れ」という言い方も「○○という新しい方法がオススメ!!」といった言い方になり人間味のあるやり取りになるはずです。

脱社畜サロンに安全・安心はあったか?

脱社畜サロンは熱狂だけで形成されたサロンだと思います。

「○○は時代遅れ」「サラリーマンはオワコン」などの煽りに触発され「ちくしょう、オレだって!」という気持ちで脱社畜サロンに入った方が多いのではと推測します。

コミュニティーの形成には“熱狂のみで拡大した状態”と”安全・安心が確立された上で拡大した状態”の2つに分かれます。私は脱社畜サロンは”熱狂のみで拡大した状態”と考えます。

今回正田圭さんの経歴に“重大な疑義”が生じてしまったことが、脱社畜サロンが安全でなかった証明ではないでしょうか。

またイケハヤさんやはあちゅうさんのプロフィールから「#脱社畜サロン」が消されていた一例をとっても、安心が確立されているコミュニティではなかったと推測されます。(なぜ無くなったかの説明がなされていなければサロンメンバーは安心してサロンに居られなくなりそう。)

形成されたコミュニティが安全で安心であればパトロン数が激減することも無いはずなのです。このように熱狂のみで形成されたコミュニティは消滅までも早い可能性があると予想できます。

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騙されて人を信じない…そんな寒い時代がこない為に

なぜ私達はアンチ活動を続けるのか?

よくイケハヤさんが言っている「嫌なら見なければ良い」「アンチは何も生み出さない」はまさしくそのとおりだと思います。なのにどうして私達は彼らの行動が気になるのでしょうか?

正義感、なんとなく気に食わないから、調子に乗っているから、気分、詐欺師をのさばらせてはならない…。様々な思いや考えがあると思います。

今回私はある本を見て、「もしかして答えはコレではないのか?」という考えに至りました。

一度たりとも騙される人間を生み出してはならない

ブログの文章や表現を勉強するために読んでいる「ザ・コピーライティング 心の琴線にふれる言葉の法則」にこんな一文がありました。

こうした信頼を裏切るような広告は有害ですらある。たとえば、12歳の子どもが「ローラースケートがタダ……クーポンを送るだけ」という見出しの広告をみたとしよう。(中略…)ところがガッカリする知らせが来る。子どもが広告主から受け取る手紙にはこう書いてあるのだ。1セット1ドルのきれいなカラー写真を友達に30セット売り、その代金を送れば、ローラースケートを「完全にタダで」送る、と。

こうして、疑り深い人間がまた1人増えるのだ。20年後、この子が大人になって車でも買おうとするとき、車のメーカーは売り込むのが以前よりも難しくなっていることに気づくのだ。すべては、この人物の信頼を何年も前に損ねた、あの詐欺広告のせいなのだ

ザ・コピーライティング 心の琴線にふれる言葉の法則 より引用

なぜ私達は脱社畜サロンに嫌悪感を抱くのか、の答えはこの「疑り深い人間がまた1人増える事」を本能的に回避したいからではないかと思います。

だからこそ、脱社畜サロンの内情を調べて、批判して、リツイートするのではないかと思うのです。

はてさて、脱社畜サロンが上記引用文の様な詐欺広告かどうかは置いといて、今回激減したメンバーの中には運営不信に嫌気がさしてやめてしまった方もいらっしゃるかと思います。図らずとも「騙された」と感じてしまう方もいらっしゃると思います。

その方は今後オンラインサロンについて「良さそうだ!入会してみよう」と思うでしょうか?

私はそう思いません。騙されたとショックを受けしばらく暗い毎日を送ってしまう姿が想像されます。脱退した1,500人の中にはそういう方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。

はたして脱社畜サロンのオーナーであるイケハヤさんとはあちゅうさんに、その方を思い浮かべる想像力があるでしょうか?普段と同じ様なスタンスでツイートしている彼らを見ると、答えはNOだと思います。

コミュニティは人無しで形成はできません。人が集まる以上、人の気持をできるだけ考えながら発言・行動する必要があるのだと思います。

大切な人が騙されない為に私達がすべきこと

インターネットでは大切な人に面と向かって伝える前に情報が伝わってしまう可能性があります。

「親はPCなどの情報技術は苦手だから大丈夫だろう」と一見関係なさそうに見えても、詐欺などの被害に合ってしまう可能性があるのがインターネットです。

注意喚起も必要ですが、騙そうとする根本をなくすのも大切な事です。

「おかしいな?」と思った事でも見て見ぬふりしておけばなんの問題は起きません。しかしあなたの大切な人達は見ていないのに被害を受けてしまう可能性があるのです。それは妻や子ども・両親・親戚・友人・同僚なのかもしれません。

「おかしいな?」と思う事を発言するだけで、あなたの大切な人たちが守れる可能性があると思い、今回の記事を制作しました。

そして、未来が楽しい世の中になるように。

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