あなたの職場に「なんかあの人話しにくいなぁ…」「どうも好きになれない…」と思う方いらっしゃるかと思います。
その理由は雰囲気・話し方・趣味嗜好…と様々かもしれません。しかし1つだけ確かな事があります。
それは、それらの理由は大体あなたの思い込みだということです。
なぜはっきりと思い込みだと言い切れるかというと、「なんかあの人話しにくいなぁ…」「どうも好きになれない…」と思っていた人と、今では映画を見に行ったりゲームではしゃぎ合うほど仲良くなった実体験があるからです。
大人になった今でも友達が出来ること・友達が増えることはとても嬉しいです。
今回の記事は、私がどのように思い込んでいたか、そして自らのアクションでどうやって友達になったのか、2名の友人を例に挙げて書いていきます
- あの人と気が合わない…はほとんど”思い込み”
- 共通の趣味は無敵のシンパシー
- 自分からアクションをかけなければ時は動かない
Contents
仕事上での会話しかしなかった同僚と毎日ゲームをするほど仲良くなったA君の話
その友人をA君とします。
毎日ゲームするほど仲良くなったA君との出会い
A君は年齢も社歴も2つ下の後輩です。同じ部署に配属され席もさほど遠くありませんでした。入社してから1年後、A君の部署異動により同じ席が離れてしまいました。
もともと仕事中も世間話程度の話しかしなかったので離れてしまっても特に会いに行って話すようなこともありませんでした。
反応が薄いヤツだな…と思い込んだきっかけ

私に地方の特産物を調べる仕事が舞い込んできました。インターネットで調べて集めるだけで済みそうですが私は「せっかくだから現地の人の意見を聞いてみよう」と思いその地域出身のA君に聞いてみました。
「○○地方ってさ、こういう感じの特産物あるんだけどこれって結構日常的に食べるの?」「あ~、確かに食べますけど…そこまで…って感じですね。」
「へぇ~そうなんだ。他に○○地方っていったら実はこれだ!!っていう食べ物あったりする?」「う~ん、あんまり自分は知らないですねぇ…」
と会話が終わってしまいました。私はこの時A君の低い声トーンも相まって「あれ…?反応が薄いな。地元トークをもっと広げてくれてもいいのにな…」と思いました。私の事嫌いなのかな?とちょっとショックを受けました。
全く絡みがなくなって数年後、とあるゲームをきっかけに話をするが…
相変わらずA君とは仕事の話を最低限するぐらいで特に絡むこともなくなってしまいました。
ある日、仲の良い同僚でゲーム好きのG君とPCをゲーム「PUBG」の話で盛り上がっていた最中「そういえばA君もPUBGやってますよ。この前DUO(2人プレイ)でドン勝(勝利)とりましたよ。」という話を聞きました。
「そうなんだ、じゃあ会社内でSQUAT(3~4人プレイ)組めそうだね」という話でその場を終え、早速私はA君のもとへ行きました。「これをきっかけに仲良くなれるかもしれない…!!」という気持ちがありました。
「A君、PUBGやってるって話G君に聞いたよ~。今度一緒にプレイできると良いね!」「はぁ…そうですね…」
またもや冷ややかな反応かよ~、やり辛いなぁ…。やっぱ私の事嫌いなのかな…と手応えを感じず気を落としてしまいました。
ここで運命の分岐点。私の行動が未来を変えた瞬間

「こりゃSQUATの実現はなさそうだな…」と思っていた矢先、G君から「社内でSQUATやりましょう!」というメールが飛び込んできました。
PUBGというゲームは敵や味方の位置を伝え合う方が勝ちやすいのでボイスチャットする必要がありました。最初私は「上手く会話できるかな…」「また薄い反応されたら、嫌だな」と思い迷っていました。
しかし…
しかし!ここで自らがプレイを拒否してしまっては、もうA君と仲良くなれるきっかけはないだろうと思った私は、このメールに「OK」と強い意志で返信しました!!
そして…
A君、A君!敵、敵!右に敵がいる~~~
今では会社でもゲームでもはしゃぎあってます(笑)
「A君に嫌われているかもしれない…」「A君とは話しづらいなぁ…」と感じていたのは自分の思い込みだったのです!!
もちろん最初のプレイでは「よろしくおねがいします」と他人行儀なやり取りだったのですが、ゲーム内での勝利や苦難を共有すると次第に言葉も砕けてきて良い雰囲気になっていきました。
仲良くなったのはゲームだけでなく、会社でもわざわざA君の席に行って「昨日は惜しかったね~」とか「今日も9bang??(9時からゲームする?)」とゲームの話で盛り上がる様になりました。絡みが少なかった仕事の話も、別の角度から関連付けるようになりお互いの為になるような話に発展することも多くなりました。
このような関係になれたと誰が想像したでしょうか!?それぐらい私達は仲良くなったのです。あの時私が「A君は反応薄いから一緒にゲームしても面白くないだろうな…」と拒否してしまったら、このようなステキな関係は生まれなかったでしょう。
思い込みって、簡単に未来が左右されるのだなぁ…と感じた一例でした。
こんな事ってある!?ランニングから生まれたプリキュア仲間P君の話
私はランニングが趣味です。ある休日、会社の同僚を誘って公園に行きました。
何気ない会話から生まれた一言を取り逃がさなかった

車に流れていた曲を聞いて同僚が「やっぱお子さんがプリキュア好きなのですか?」と聞いてきました。
「そうですね。娘と一緒に見ていると私もハマっちゃって…。結構良いストーリーなんですよ」としばらくプリキュアの内容を説明していたところ…
「同僚のP君もプリキュアにハマってて私に勧めてくるんですけど、パパさんのように娘さんがいないとちょっと見づらいですね…。」といい、同僚のP君がプリキュア好きという情報をゲットしました。
P君とは仕事上でもほぼ絡みがなかったので「これは何かのきっかけでP君と話すときのネタになるかもしれない」とP君の趣味を忘れないようにしました。
プリキュアを見るきっかけが違ったから別にほっといても良かった。
P君と仲良くなれるネタを掴んだとは言え、こちらから「P君!!P君!!プリキュア好きなんだろ?DVD一緒に見てくれよ!!」なんて声をかけても「なんだこの人?」と思われるかもしれなかったのでしばらく様子を見ていました。
そもそもP君と私はプリキュアを見るきっかけが違っていました。私は娘の影響でハマった、P君はアニメ好きの中の1つにプリキュアがあった、と分けて考えていました。
ともすると「そもそも土台も知識量も違うかもしれない。同じ趣味とは言え方向性が違う可能性が高いぞ…」と思い込んでしまいました。私は「まぁ、世間話の中のネタとして覚えておけばいいか」と結論付けました。
プリキュアの話のきっかけを作り出せるのは、私しかいなかった。

しかし!世間話からプリキュアの話に発展することなんてめったにありません。P君がプリキュア好きという事は私しかしらない事実なのです。P君から「パパさんって、プリキュア好きですか?」と語りかけてくる可能性なんてほぼ0%でしょう。
P君とプリキュア仲間になるには私の方から話しかけるしかないのです。
ある日私は「キラキラプリキュアアラモード」のEDテーマを口ずさみながらP君の机に近づきました。(いま考えればアプローチとしてはかなり気持ち悪い(笑))
「P君がプリキュア好きって聞いてさ、僕も最近娘と一緒に見てるからハマっちゃって。今度またお話できるといいね」
「あ、はい」
いきなりプリキュアの話題を振ったものですからP君も返事に困っているようでした。(そりゃ当然か(笑))
丁度「HUGっと!プリキュア」の新しいプリキュア「キュアマシェリ」が登場したこともあって話題に困ることはありませんでした。P君が私の知らないプリキュアのトリビアを沢山教えてくれたので感心しながら「もっと聞きたい!!」という気持ちになったのです。
そう思うと、P君とプリキュアの話をするのが段々楽しくなってきたのです。
今ではプリキュアの実況をするほどの仲良しに!!
「あと5分。間もなく始まりますね」
日曜日のLINEに必ず表示される文字です。最初はお互いを探り合いながらの会話でしたが今では月曜日の早朝に会社でプリキュアの反省会を行うほど仲良くなりました。
プリティーストア(プリキュアグッズ専門店)でお土産を買ってきてもらったり、娘の為にプリキュアのシールをプレゼントしてくれたりととてもありがたく思います。
自分が動けば未来は変わる!友達ができれば毎日が楽しくなる!
もし私がどこかで「話しかけるほどでもないかなぁ…」と思ってしまった時点でA君やP君と友達になることはなかったでしょう。
友達と遊んだり話したりする事は大人になった今でも楽しく、また1人の大人が生きてきた人生観や知識を聞かせてもらう事は自分の人生が広がっていくように感じます。
もしあなたが「なんかあの人話しにくいなぁ…」「どうも好きになれない…」と感じる相手は、もしかするとあなた自身興味があるサインなのかもしれません。そしてそのサインにはあなたしか気づいていないのかも…。あなたが行動することで新しい未来が切り開かれる…そう思うとワクワクしてきませんか?
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