急性膵炎でダイエットを余儀なくされた私は、退院後食事制限と運動によりなんと「ー25Kg」のダイエットに成功しました!
私みたいに、重病を患っているとダイエットも本気になるものですが、健康の方からしてみれば「ダイエットはしたいけど、苦労もしたくない」と思っちゃいますよね。(私も病気前は苦労せずダイエットしたいと思っていました。)
ご心配なく!「運動苦手」な方に朗報です!運動せずに痩せるダイエット方を紹介しちゃいましょう!!
Contents
参考にした書籍
森拓郎著作「ダイエットは運動1割、食事9割」という本です。著者の森拓郎さんは、自身がパーソナルトレーナーにもかかわらず「ダイエットは食事が9割」と唱えています。
作中では、何故ダイエットにおいて食事を優先させるのか、ダイエットに不向きな食事、向いている食事等を具体的に紹介しています。

1対1でエクササイズを指導する方です。スポーツ選手にかかわらず健康目的の方や医療的な問題を抱える方のトレーナーとしても活躍します。
運動だけでダイエットは成功しない理由
できれば美味しい食生活は変えずにダイエットを成功したいと誰もが考えますが、どうやら「運動だけ」でダイエットの成功は難しいです。」
私も何度かダイエットに挑戦しましたが、いずれも成功したダイエットはやはり「しっかりとした食事制限を行ったダイエット」の2回のみ。挑戦した他のダイエットは「運動でなんとかしよう」としましたが、一向に体重が落ちる気配がなく結果的にリバウンドをしてしまいました。
本書はタイトルどおり運動のみのダイエットが成功しない理由が沢山書かれています。自分が実施していた自己流のダイエットの中で「そうだったのか!」と感じた部分を紹介していきます。
運動のあと、無性に食べたくなる

一生懸命頑張った運動の後、いつもよりご飯が美味しくておかわりしてしまったこと…ありませんか?
どうやら運動の後には食べたい欲求が増してしまうようです。体内部の理由としては、運動で消費されるのは糖質で、消費された糖質は早くもとの状態に戻したい性質があるそうです。
そして、糖質が使われると私達の体は早くそれを元の状態に戻したがるので、運動をすると糖質がほしくなります。ご飯やパン、麺類といった炭水化物です。お菓子も糖質が豊富ですから同じです。
森拓郎. 運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割[決定版] (impress QuickBooks) (Kindle の位置No.267-269). . Kindle 版.
食べたい欲求を抑えなければならないのに、運動するにつれ食べたい欲求が大きくなっていくので、運動だけで痩せるには忍耐力が必要になってくるという事です。
運動による消費カロリーは少ない
体重50キロの人が時速8キロで30分間ランニングすると、約200キロカロリーが消費されます。200キロカロリーはおおよそ茶碗一杯分のご飯です。(茶碗一杯=ランニング30分)
時速8キロというスピードは、運動になれていない人だと結構頑張らなくてはいけません。そして時速8キロというスピードで30分間の継続ランニングは、基礎トレーニングを積まないと厳しいのです。
上記のようにカロリーで計算すると、「茶碗一杯分のご飯」は運動に置き換えると苦労が必要なのです。茶碗半分に我慢するほうが苦労も少なく簡単かもしれませんね。

運動という非日常がかえってストレスに
最初はやる気に満ち溢れ、運動が楽しいでしょう。気持ち良い汗をかいた後の気分は清々しいですね!
しかし1週間や2週間が経つといかがでしょうか?「あぁ、今日は疲れているけど、運動“行かなきゃ”な…」「昨日は休んだから、今日は”行かなければ“…」と思ってしまうのは、運動にストレスを感じている証拠です。
運動の習慣がなかった人が、急に運動の習慣がつくはずがありません。じっくりゆっくりと運動する自分に慣れていき、運動が趣味になった時に初めて運動は習慣になるのです。
ストレスを感じてしまうならば、運動で痩せることは逆効果になりかねません。
食べるを意識する
食卓にでる食事、外食で出される食事、コンビニで販売されている食事等…。毎日の食事に対して、別段何も考えず食べていることはありませんか?
普段気にせず口に入れている食べ物は、もしかするとあなたの健康を害したり、太りやすい食材なのかもしれません。少しでも良いので、意識して食べ物を食べる習慣をつけると良いでしょう。
「太る=食べ過ぎ」と知る事
体重増減の基本ですが、摂取カロリー(食べる)の方が多ければ太ります。逆に消費カロリー(生命活動や運動)の方が多ければ痩せます。
残念ながら、太る原因は「食べ過ぎ」以外にありません。ということは、原因である「食べる」という事に対して注意しなければなりません。
自分の食生活を見直す

食べ物によって太ってしまった体は、食べ物で痩せるしかありません。
朝はジャンクフード代表のハンバーガー、昼はガッツリカツ丼、夕飯前に適度な運動したので夜のご飯は2杯…。このような食生活では、いくら運動していても痩せるはずがありません。(上記のように文章で書かれると「明らかに食べ過ぎ」だと判断できますね…)
だからといって、急に食生活を変えることも危険です。生活のリズムを急変させることはストレスに繋がってしまうので、ゆっくりと変化させることが望ましいのです。
まず大切なのは、「自分がどのような食品を食べているか?」を理解しましょう。もしかすると、「好物が栄養価の高い食べ物で量も適正だった」可能性もありますし、逆に「通常の摂取量より大幅に摂取していた。危険だ」と気がつくこともできます。
食べる前に少し調べるだけで、ダイエットができるのですから積極的に調べてみましょう!食べる前に原材料名を見るだけでも良いのです。
チョコレートは”チョコレート”にあらず
原材料名を見るだけで「食べるを意識する」1例を紹介します。
コンビニで売られているチョコレートですが、いろいろな商品があり宣伝文句も様々です。「カカオ80%!」や「ブラック・チョコ」など、純粋なチョコレート感を演出していますが、パッケージ裏の原材料名に注目すると、一番始めに「砂糖」とかかれている商品が多いです。
原材料名は、一番多いものから順番に書くように定められています。つまり、チョコレートは”チョコレート”にあらずを証明しています。私達が「美味しい~あまい~」と感じているのは砂糖だったからですね。
「ブラック・チョコだから大丈夫(?)だろう」という曖昧な根拠でダイエットに挑んでは成功しないことでしょう。「食べるを意識する」はパッケージの裏を見るという簡単な事で行えちゃいます。

世の中には危険な食べ物がいっぱい
コンビニなどのドリンクコーナーでは「新発売!ゼロカロリー飲料水!」や「カロリーオフ!!」と書かれている商品が多く見られます。実は我々は「ゼロ」や「オフ」という表記に騙されているのです。
日本の栄養成分表示の表示基準により、100ミリリットルあたり5キロカロリー未満のものは「ゼロ・レス・ノン・無」という表示が可能なのです。また、「 低・ひかえ め・小・ライト・オフ」 という表示は、100ミリリットルあたり20キロカロリー未満であればよいとされています。
森拓郎. 運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割[決定版] (impress QuickBooks) (Kindle の位置No.704-706). . Kindle 版.
ということは、「500mlカロリーオフ飲料水!爆誕!」と書かれているドリンクに99カロリーあったとしても表記的には問題ないと言うことです。(99カロリーはご飯茶碗半分)
「カロリーオフだから大丈夫(?)」とガブガブ飲んでいると、気が付かないうちに多くのカロリーを摂取している事になってしまいます。

その他にも、「減塩」や「無添加」などの表記にも注意が必要です。
減塩したことで薄くなった味付けに対して、合成調味料で味付けしたり合成保存料を入れたりして保存が効く状態に加工する食べ物もあります。
目に見える部分で判断せず、原材料名や知識を入れる事で「食べるを意識する」事に繋がります。
本書では他にも「食べるを意識する」の参考になる食品や原材料などが書かれていますので、さらに興味がある方は本書でご確認いただければと思います。
価格が3倍の食べ物を目指す
安くて美味しい食べ物は、大量に精製された砂糖やトランス脂肪酸が入っており、他にも香料や保存料なども大量に使われています。
価格の高い食べ物が必ずしも「太らない」「体に良い」とは限りませんが、価格が高いので大量に買わなくてすみますし、自分へのご褒美の価値も格別に上がります。自ずと食べる頻度が少なくなりますので、「食べ過ぎ」の制限ができます。
「安い=手に入れやすい」事でもありますので、あえて価格の高い食べ物を選ぶ事も「食べるを意識する」事に繋がります。
和食が痩せる食事の秘訣

高カロリーをイメージさせる食事を思い浮かべてみましょう。
カレーライス、ラーメン、サンドイッチ、ピザ、スパゲティ、ケーキ、チョコレート…と横文字の食事が多く挙げられます。(ラーメンなどは日本オリジナルな料理になりつつありますが…)
和食がなぜ痩せられるかというと、不足がちな栄養素を補えるバランスの取れた食事だからです。
やや細かい話をすると、上記のような横文字系の食べ物は高カロリーもさる事ながら、ミネラルやビタミンが不足している特徴があります。
変わって和食には、例えば豆腐、ゴマ、ワカメ、きのこ、イモ類などは、ミネラルやビタミンを豊富に摂取でき、食物繊維も豊富なので便通を促すこともできます。
栄養素が偏りがちな横文字系の食事より、和食のほうが栄養バランスが良い食事のため、体に対して負担をかけなくて済みます。
「脂質」と「炭水化物」はよく肥満の象徴になっているワードだけに、やはり横文字系の食事は太るだけの食事なものが多い事がわかりますね!
まとめ|情報に惑わされない食事が大事!
「食べるを意識する」を中心に書いていきましたが、大切なのは自分で調べる事です。
よく「食事の後に○○ドリンクを飲むだけで痩せる!」や「食べるだけでやせる魔法の○○食品ダイエット!」など魅力的なタイトルがつけられたダイエット食品が、誕生しては廃り誕生しては廃りと目まぐるしく変わっています。
とっつきやすい事は行動を起こすきっかけとして大切な要素ですが、なんでも簡単に実行に移してしまうのも考えものです。果たしで自分の体に合っているか?の判断が大切です。新しいきっかけよりも、現状に馴染んでいる生活の中での悪習慣を排除していく方法がよっぽど効果的です。
新しいダイエット食品の導入も運動を取り入れたダイエットも、「足し算」の考え方です。足し算の考え方は、ストレスを感じてしまったり、生活のリズムを狂わせてしまったりしてしまいます。
生活の負担にならず、今日からでも始められるダイエット方法は、太ってしまった原因にある食べるを意識する事です。
あなたのダイエットが大成功しますように!!!
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