死ぬまで飲むか!?急性膵炎患者が教える酒のやめ方

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急性膵炎の原因として一番多いのは、アルコールの飲み過ぎです。

アルコールを摂取すると膵液の分泌が活性され、すい臓に負担かかります。それだけでなく合わせて食べるツマミも高脂質なものが多くすい臓への負担になります。最後に、酒を飲む理由の一つにストレス解消が挙げられますが、ストレスを抱えている方がアルコールを飲むと膵炎が起こりやすくなる、と注意喚起する医師もいらっしゃいます。

このように、急性膵炎とアルコールの相性は最悪と言えます。

アルコールが原因で急性膵炎を患ってしまった方は、退院したからと言って元通りにアルコール摂取は出来ません。同じペースで摂取すれば再発が起こってしまい症状は初回より悪化してしまいます。すい臓は疲れ切り、炎症が慢性的に続く慢性膵炎に悪化してしまう可能性があるのです。

一度急性膵炎になってしまった方は一生アルコールの摂り方を考えていかなければならないのです。

どうしたらアルコールを止められるか

止める努力を考える前に、あなたがどのように成りたいかをまず考えましょう。

様々な理想像があります。

  • 入院中家族に迷惑をかけてしまった。二度と起きないように健康に成りたい
  • 大好きなアルコールを完全に止める事は考えられない。飲める時は飲みたい
  • 仕事の付き合いを考えると、アルコールは絶対必要だ。本当に止める必要あるの?

止めなきゃ、禁止しなきゃと念頭に置いてしまうと欲望が爆発した時の反発が大きく入院前より頻度が上がってしまいます。まずはアルコールとの付き合い方をしっかり考えて方針を決めていくことが大切です。

「今までどおりに飲む」が引き起こす結末を考える

「俺には関係ねぇ!相変わらずアルコールを飲んでやるぜ!」という考えの方については、引き起こされる結末を頭に入れて置くべきだと考えます。

急性膵炎は恐ろしい病気で最悪死のケースまであります。再発の果てに悪化する慢性膵炎になると腹痛で食事も出来なくなったり、糖尿病になってしまったりと想像するだけで最悪です。

あなたが今この時を輝きたいのであればアルコールを飲み続ける事も1つの成りたい理想像でしょうが、晩年痛みに耐えながら闘病生活を送るらなければならない可能性と天秤にかけ、考える・想像する、ぐらいは行っても良いでしょう。

アルコールの匂いに一切近づかない

究極、アルコールを口に入れなければ止められます。つまり、眼の前にアルコールがなければ口に入れる事も無い。とっくりやジョッキを持たなければ目の前にアルコールは置かれない。酒やビールのある場所に行かなければジョッキを保つ必要が無い…。

手っ取り早く止めるには、アルコールの置いてある場所に行かない、又はアルコールを身近に置かない事です。

アルコールは危険だ!と友人や同僚に伝える

急性膵炎にかかったことが無い方は急性膵炎の恐ろしさがわかりません。怪我では無いので見た目も完全に回復した…と思ってしまいます。

悪気が無い友人や同僚はあなたが退院して、「もう大丈夫だろ?イケるだろ?」とアルコールを勧めてきます。ここで、「いや、今日はやめておくよ…」とはぐらかしてしまっては後の関係に影響が出てくるかもしれません。

ここはハッキリと、アルコールをしばらく止めなきゃならない病気という事を伝え、友人や同僚に協力してもらいましょう。

仕事で断れない、アルコールハラスメントを受けた場合

ハッキリ言えば、殺人レベルでありえないと思います。あなたが「今後の健康に影響がある」と言っているのにそれでも勧めてくるというのは、アルコール以前にその方や会社について考えなければなりません。

健康を害してまで付き合わなければ会社で働く価値はありません。

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思い込みの力で止める

私も実践して効果があったのが「思い込み」で遠ざける方法です。遠ざけたい対象物を極端に表現するのです。

例えば、アルコールを飲むと急性膵炎が再発する、と思うのは少し弱い思い込みですね。確かに急性膵炎が再発する事は恐ろしいですが、もっと最悪のケースを想像してアルコールを飲むと死ぬと思い込んでみるのです。

死ぬ…なんて大げさな…、と思いますが、急性膵炎発症で死ぬ確率は現実的な数値です。症状がひどいと本当に死ぬ恐れがある病気の為、まったく大げさでも無いのです。

アルコールはお菓子にも置き換えられる

私の場合、お菓子の食べ過ぎによる肥満が急性膵炎の原因であった為、退院後は徹底的に禁止しました。今まで書いてきた事はお菓子にも置き換えられます。

1日ずつ我慢して、1週間続けてみる

いきなり「止める!」と宣言してしまうと気が重くなります。体に慣れさせる事が大切です。

まずは今日1日を止めてみましょう。長く止めるには今日1日から始めないと達成できません。

もし我慢できなくなってしまったら落ち着いて最初に立ち戻りましょう。「あなたがどう成りたいか」「もしアルコールを飲んでしまったらどんな結末が待っているか」を想像してみましょう。あなたは急性膵炎の痛みを経験しているはずです。その痛みや入院中の辛さが想像できれば、もう少しで止められるかもしれません。

頑張って1週間続けられたなら、あなたの体はアルコールやお菓子を以前ほど求めなくなってきます。そうなれば止められるまであと一歩です!

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多趣味の絶対条件「健康」

多趣味に必要な条件は非常にシンプル。それは「健康」であることだけです。

健康だからアクティブに活動ができる!健康だから家族との遊びも楽しい!健康だから友人とのお喋りも弾む!

果たして、どうしたら健康になれるのか?答えは簡単です。健康の事について、ちょっとだけ興味を持ってもらえば誰でも健康になりますよ!

1 個のコメント

  • […] ビール大好き!でクラフトビールを飲んだことない人は超オススメ!私、病気の関係でアルコールはめったに飲まなかったしビールなんて「何年ぶりに飲むか…」のレベルだったからちょっと心配だったけどスーパー美味しかった!良い経験ができました。お店を選んでいただいたさとるさんアリガトウございます。 […]

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