家族がいつまでも明るく楽しく暮らせる為には、何が必要かと聞かれたら私は間違いなく「健康」と答えます。
急性膵炎という大病を患ってから、私の生活に対するマインドがお金から健康に変わりました。確かに家族を支えるにお金は重要ですが、お金を使う本体(自分)が壊れてしまっては意味をなしません。
では、健康とは一体どのラインを超えて「健康」と呼べるのでしょうか。人それぞれ健康と感じるラインがあると思いますが、今回の記事では「寝たきりにならない事」を健康の最低ラインと考えて話を進めたいと思います。
健康的な生活を送るには、脚周りの筋肉が必要不可欠
脚周りの筋肉さえしっかりしていれば「寝たきり」になる心配はありません。
<引用>
なかでも特に重要な要素は「脚筋力」でしょう。脚筋力が低下するといすから立ち上がる、歩く、階段を昇るといった日常生活運動がスムーズに行なえなくなります。また、歩行時に脚が高く上がらず少しの段差につまずいてしまうことや、バランスを崩したときに身体を立て直したり踏ん張ったりする筋力が低下していることが、転倒の原因となっています。高齢になると骨の強度が弱まっている場合が多く、転倒により骨折してしまうと、寝たきり生活を余儀なくされる場合も少なくありません。
寝たきりになると健康のすべてが破綻する
足腰が弱くなり立つこともままならなくなれば運動量が減り全体的に体が弱ってしまいます。それほど「立つ」という事は重要なのです。

寝たきりは遠い将来の話では無い
今普通に立っているあなたに「寝たきり」を説明してもピンと来ないかもしれませんが、運動も食事も気にせず普段どおりの生活を続けてしまうと、寝たきりになってしまう可能性があるかもしれません。
1年で筋肉は1%減り、脂肪は1%増えていく
特に運動もなく普段通りに生活していくと筋肉は確実に減っていきます。特に50歳を過ぎると毎年1%ずつ筋肉量が減っていきます。
「今は大丈夫だから、特に何もしなくていいや」と思っていると、気がついたときには体を支える脚周りの筋肉が無くなっていくかもしれません。
腰痛が慢性化してしまうと運動ができなくなる
30歳代ともなるとデスクワークが段々辛くなってきた頃だと思います。「座りっぱなしだと腰痛になってしまうのでは?」と思い腰をかばう為にあまり動かなくなってしまいます。
このかばうという行動は安静にしているように見えますが、先程記載したとおり運動しない限り筋肉は徐々に衰えていってしまいます。
腰痛と推測する原因として肥満や運動不足があげられますが、この腰痛が始まってしまうとなかなか運動を行う気になりません。運動しないと筋肉が付かないので更に腰痛が悪化してしまい悪循環になってしまいます。
医学的に原因がはっきりする腰痛は全体の15%程度です。残りの85%は「長時間の姿勢維持、運動不足」等の身体的影響、「ストレスや不安、不眠」等の心理・社会的影響が原因によるものと推測されています。
ちなみに、私が太っていた頃(90Kg)とにかくデスクワークが重々しく、常に「ズドーン」という感覚で仕事を行っていました。当然腰痛にも悩みましたね。筋トレやランニングで鍛えた現在では、腰痛の”よ”の字も感じません。この事からも、運動不足や肥満は腰痛の原因になりうるのだと実感しました。
寝たきりにならない為に今から貯筋を始めよう
筋肉が毎年減っていくとはいえ、筋肉量に余裕があればすぐに寝たきりになる事はありません。今の動けるうちから筋肉を蓄える「貯筋」を行っていくべきです。
貯筋は難しくない
何も特別な事をやる必要はありません。普段行っている日常の動作を意識すれば十分です。
貯”筋”だから「筋肉トレーニングを行わなきゃ…」とか、「脚周りを鍛えるならランニングしなきゃ」と思う必要はありません。まずは基礎の筋肉をつけるところからスタートし、徐々に慣れたり楽しくなってきたら次のステップに進めば良いのです。
ウォーキングが一番簡単で行いやすい

今、普通に歩けているならその歩きを運動として変換してあげるのが一番効果的です。ウォーキングは脚や膝への負担も少ないですし、長いこと歩けば有酸素運動となり脂肪燃焼効果もあります。
どうやってウォーキングを始めていくか
よく言われる「ひと駅前に降りて歩く」「コンビニまでの距離を歩いてみる」方法がありますが、単純にマネをしないように気をつけましょう。
確かに、日常の延長としてウォーキングを取り入れられれば最高ですが、全員が該当するわけでもありません。「ウォーキングの時間」として確保したい人もいれば、「家族や友達とウォーキングしたい」という人もいます。
自分のやる気をしっかりと把握してウォーキングをスタートさせる事が、長続きするコツです。
筋トレで集中的に筋肉をつけるのもあり
やってやるぜ!という方には、筋トレもオススメです。「重い物を持てる」という単純な達成感も味わえるので精神的にも鍛えられます。
筋トレというと導入のハードルが高そうに思えますが、ペットボトルに水を入れてダンベルの様に利用したりと身近なものでも十分筋トレは可能です。
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まずは簡単なことからやってみよう
新しい習慣をスタートさせる事は億劫でなかなかやる気が入りません。色々やる気を出すきっかけや継続させる方法がありますが、最終的には「変わりたい!」というあなたの気持ちが第一歩になります。
その一歩を難しくしない為に、簡単な事から始めていきましょう。無理に「○○しなきゃ」と構えず、「これなら簡単にできる!」事を続けていきましょう。
そして出来たことに対して自分自身を褒めましょう。今までの習慣を良い方向に変えられたならそれはステキな事です。まずは自分を褒めてもっと習慣を好きになっていく事も継続する為のコツです。
さぁ、老後の安心に貯筋を始めましょう!
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