仕事に疲れているそこのあなた!きちんとサボれていますか?
一生懸命に打ち込むスタイルは立派ですが翌日に疲れを残してしまうのはちょっと問題です。なぜなら、翌日の疲れは翌々日まで影響があるので続けていくといつかは体が壊れてしまうからです。
明日に疲れを持ち越さない為には、どうすれば良いでしょうか?
書籍の紹介
記事の参考にした書籍は、「明日に疲れを持ち越さないプロフェッショナルの仕事術」です。
本書は、「そもそも私達はなぜ疲れるのか?」を詳しく説明した「疲れのメカニズム」の説明をはじめに、食事や睡眠などの生活習慣から疲れをなくしていく方法や、ストレス・人間関係が与える疲れとその対策法が書かれています。
行動や心がけで実行できるので、誰にでも簡単に明日への疲れを持ち越さなくなれます。
本書から印象深かった内容をピックアップしてご紹介しましょう。
あなたの疲れはどこから?
「疲れた…」と口に出す時、一体どこが疲れているか考えたことがありますか?疲れは大きく分けて3種類あります。疲れの種類を知ることで、疲労回復のアプローチが短くなるので確かめてみましょう

肉体的疲労・精神的疲労・神経的疲労
疲労はこの3つに分けられます。
肉体的疲労
文字通り、体を動かした時に起こる疲労です。詳しく説明しますと、筋肉を動かす為のエネルギー不足と、疲労物質(乳酸)の蓄積が原因による疲労をさします。
精神的疲労
人間関係や悩み事などを起因とする心の疲れを言います。
特に仕事をしていると精神的疲労が多く溜まってしまうので、上手く解消する事が重要です。
神経的疲労
デスクワークなどで視神経や脳が緊張した状態が続くことで引き起こされる疲労です。肩こりや頭痛は、肉体的疲労より神経的疲労に分類されますね。
疲労には疲労感がつきもの
いずれの疲労も、必ず疲労感を感じます。
中には疲労があるのに疲労感を感じない方がいますがこのような方は要注意で、必要な休息を取らずこのまま放って置くとうつ病や過労死する可能性があります。
このような事がないように、自分の疲労の原因をしっかりと把握して置くことが大事です。
まずは、40%の力で取り組む事を目標にしよう

これから本書の内容を参考に疲れない方法をピックアップしていきますが、業種や人間関係のケースが様々である以上、必ず当てはめて行動すれば疲れが取れるとは限りません。
本書の一節に、「成果主義にとらわれず70点を目指す仕事方法で大丈夫」と書かれていますが、私はこの内容から自己流アレンジを施して更に下の40点で挑んでも良いと思います。なぜなら1日24時間中仕事をしているわけではないからです。
仕事から帰っても沢山やりたいことがあります。友人と遊びにいったり、趣味に没頭したり、家族と過ごしたり…。仕事に全力投球してしまってはこれらのことを楽しめません。1日の半分が仕事なら、あとの半分の為に体力や気力を取っておくのは必要だと思いませんか?
社会人は精神的疲労のオンパレード!?
社会人はどこに行っても人との付き合いが基本です。当然人間関係に悩まされる事も多く、結果精神的疲労が溜まりやすくなってしまいます。
上司や部下との接し方や残業、仕事へのやりがいなど全ては人間関係に立ち戻るといっても過言ではありません。そして性格も考え方も様々な人間同士のやることですから、必ずと行っていいほど摩擦や軋轢は起きてしまいます。
そういう意味では、精神的疲労を無くす考え方や仕事術などは存在しません。精神的疲労をできるだけ溜め込まないか、軽減するかがポイントとなってきます。
やはり報連相やコミュニケーションが一番大事

社会人の基本の基である報連相(報告・連絡・相談)は初歩的なスキルですが疎かにしてはなりません。上司・部下・同僚すべてにとって、報連相を見直す事でコミュニケーションの質が改善されます。
メールやLINEなど文字ベースでの報連相が主流ですが相手の表情・声のトーン・姿勢などがごっそりと抜け落ちてしまっているので、細かなニュアンスを感じ取ることが出来ません。このニュアンスの取り違いでストレスの原因となる事が多いのです。
部下の話を聞くのが上司の仕事。実際に業績を上げている組織では、しっかりとした報連相を実施している事が多いのです。
「言う」「伝える」でストレスが無くなる
上司からは無理難題を押し付けられ、部下からは「それは出来ません…」こんな時に何も言えない、伝えられない人がストレスを溜めやすい人です。
全部の言葉を真に受けず冷静に考えてみてやっぱり無理だったら、「どうやってこれ(無理難題)を達成できますか?」などと上司を巻き込むことです。一緒になって現実的な作戦を考えるのです。
実は話している最中に、「実は思ったより求めていなかった」「上司の考えている事が分かった」などが判明するかもしれません。何も言わなかったら何の発展もありません。「話しづらい上司だ」と相談せずままストレスで精神的疲労を抱えるより、思い切って話しかけ解決していく方が簡単です。
経験がストレスを和らげてくれる
社会人になりたての電話番、最初はドキドキで取りたくない気持ちがいっぱいでは無かったですか?ちょっとストレスになっていませんでしたか?しかし慣れた現在はどうでしょう。仮に自分が電話を取る時になっても何のストレスも感じないですね。
このように、経験はストレスを和らげてくれます(又はストレス耐性が付きます)
仕事で失敗してしまっても、次回の経験に活かして成功すれば達成の経験を得られます。もう同じ事で失敗する事は少なくなりストレスを感じることもなくなるでしょう。最初の失敗で恐れず、何度も挑戦してストレス耐性をつける事も、精神的疲労を溜めないコツです。
いざとなったら、逃げる!

「そもそもそんなに前向きに頑張っても、上司や会社がイカれているぜ!」というケースの方もいらっしゃいます。(所謂ブラック企業ってやつです)そんな時は、いっそ逃げちゃいましょう。
失敗しても命まで取られる訳ではないし、別に辞めても罰則はありません。
辞めると給料が無くなって、家庭の生活費が…と嘆く前にあなたがストレスでボロボロになってしまいます。あなたが健康で活発な事が家族にとって一番大切です。
また、予め逃げ道を作っておき軽い気持ちで仕事に取り組めば、いくらかのストレスは軽減されるでしょう。
逃げても全く恥ではありません。
日本人の50%は休んでない!休もう!休め!

厚生省の調べによると、有給休暇の取得率は50%との事です。
ストレス解消や新しいアイデアの閃きはリフレッシュがきちんとできているかにかかっています。それなのに、休暇がしっかりと取れていないのはアイデアの閃きどころか余計にストレスを溜めてしまいます。
「周りの目が…」「中々有給を取らせてくれない…」と様々な事情で取得できない方もいらっしゃるでしょうが、疲れやストレスが自分に返ってくると思えば、休暇の取り方も考えていかなければなりません。
体をボロボロにしてクソ真面目に働く時代は終わりました。これからは仕事と日常生活の境界線がなく楽しい人生を過ごす事がスタンダードとなってきます。
さぁ、疲れたら休もう!
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