急性膵炎は最悪死の可能性がある病気です。退院後も脂質を抑えた食事で、すい臓のケアが必要になります。
私が急性膵炎になった原因が肥満であった為、退院後のダイエットが絶対必要でした。
生きるか死ぬか…極端な考えがダイエット成功の秘訣

私の場合、「○○すると死ぬ」と思いながらダイエットを行いました。
急性膵炎を患った私にとってこれは比喩表現ではなく、ダイエットをしなければ本当に死ぬ可能性のある病気だったからです。急性膵炎で壊れたすい臓は元に戻りません。悪化すると急性膵炎が再発する恐れもあるので、これ以上壊れないよう健康に気をつけながら生活する必要があるのです。
ダイエットの理由を考える
しかし、そういった方は稀かと思いますので、一般的にダイエットを始めようと思う例をいくつかあげてみましょう。
- おしゃれな服が着たい
- モテたい
- 健康になりたい
しかし、これらきっかけでダイエットを始めてみたものの中々続けられないって事よくありますよね。私も急性膵炎前のダイエットでは何度も失敗した経験があります。
強い決意をしても続かない方は、決意の強さが継続に影響しているかもしれません。強い意志でダイエットを決意しても実は「本当はそこまで強く思っていなかった」可能性があります。

決意内容に問題があるのならば、極端に変更してみてはいかがでしょうか?
- おしゃれな服が着たい→ダイエット成功しないと着られる服が無く一生裸のまま
- モテたい →ダイエットしないと失敗のレッテルが貼られて一生モテないまま
- 健康になりたい →ダイエットしないと死ぬ
極端な理由をつけて思い込む事で、ダイエットの本気度が違ってくるでしょう。それでも続かない方は、そこまで強い意志を持っていなかったという事で、実はダイエットをする必要が無いのかもしれませんね。
食べたら死ぬ
ダイエットの基本は食事です。運動だけのダイエットは絶対無理です。
急性膵炎の場合、とにかく脂質に気をつけた食事が必要でした。私が美味しいと感じる食べ物は、全部脂質が高いので、”食べたら死ぬ”群としてカテゴライズし、絶対に近づけない・近づかないようにしました。
特にコンビニに置いてある食品や外食のメニューは問答無用で脂質が高いので、「地獄のゆりかご」と銘打ち簡単に近づけないよう意識づけました。
1週間もすれば、慣れてくる
急性膵炎の退院した当時は、本気で再発を恐れていました。食品を手に取り「これは食べられる。」「これは食べたら死ぬ」と判断していると、本当にその食品が食べられないように思えてくるのです。
今思えば異常とも覚える考え方ですが、とにかくダイエットを成功したかった私にとって喜ばしい変化でした。
運動しないと死ぬ

ダイエットの基本は食事ですが、体力をつける為に運動も必要です。また、”食べられない”というストレスを発散するに運動は適しています。
基本的には食べる事と同じように考えていました。ランニング中、途中で苦しくなっても「急性膵炎の苦しみに比べたら!」と踏ん張れました。
運動は”生きるエネルギー”を体現化したものです。「私は今運動している!生きているんだ!」という強い気持ちが、急性膵炎の入院中で萎えたメンタルを復活させてくれました。運動するだけで”生きる”証明ができるのです!
少しずつ緩めていこう
さすがに、「○○すると死ぬダイエット」を今も続けているわけではありません。こんなストイックなダイエット法が永久に続くわけが無く、続けていればどこかでストレスを抱えてしまいます。
私の場合、目標体重に到達した段階で多少規制を緩めました。極力避けていた揚げ物を1つおかずに加えたり、夜のお菓子を再導入したりと食べることの楽しみを復活させていきました。
リバウンドは起こりにくい
ダイエットについて回る”リバウンド”が気になるところですが、「○○すると死ぬ」ダイエットはリバウンドが起こりません。なぜなら、「○○しなきゃ死ぬ」が体に染み付いているからです。
極端な理由で始めたダイエットが成功すると、習慣化します。「これだけ決意して成功したのだから、もとに戻ってしまうのは愚かしい…」と考えるようになれます。
また、運動だけで痩せるとリバウンドが起こりやすくなります。なぜなら”食事の摂り方に慣れていないから”です。運動でカロリーバランスを保っていたところで急に運動をやめてしまうと、やめた分だけカロリーを摂取する事になるのでリバウンドが起きてしまいます。
一方「食べたら死ぬ」ダイエットに成功したならば、どの食事が太りやすいかの知識が自然とついている事でしょう。元の生活に戻したとしても体重を気にした食事を行えます。
死んでもいいから健康になれ!

何事も健康が第一です。どんな楽しいことも、嬉しいことも、自分の体が健康であってこそです。
もしあなたが肥満体質で、運動が億劫と感じていたなら今すぐに痩せる事です。”なんでもない日常”を奪う病気は、”なんでもない日常”から訪れます。治る病気ならまだしも、治らない病気や死んでしまうような病気になる可能性だってあるのです。
そのためには、“死んでもいいから健康”になる事です。このまま放って大病になり人生が死んでしまうより、死ぬほど辛い気持ちで食事の我慢や疲れる運動を行ったほうが後の人生の輝きが違ってきます。
「そうか…ちょっと健康について考えたほうがいいかな…」と思ったそこのあなた!すでに「○○しなきゃ死ぬ」ダイエットを始める準備は出来ています!あとは実行に移すのみです。ガンバレ~!!
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