【MIX師へ秘密にしたい】歌ったみたMIXで10万円稼いだ話の感想

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はじめに

ココナラなどご依頼頂いております歌い手の方、クリエイターの方々のおかげで趣味を副業に出来たり楽しい日々を過ごせております。誠に感謝いたします!!

歌ってみたのMIXを始めた頃は、「ネットでの流行を抑えがてら、ボーカルEDIT技術を高められればいいか」と思っていたのですが、まさか副業になるとは思いもせず「当初は想像もしなかったけど、楽しいことやって副業になるんだから最高だよな〜」と実感しているぱぱしゅみでございます。

ココナラにて、歌みたMIXのサービスを販売しております。販売実績数+Twitter上でのDMなどで頂いたお仕事を合計して10万円を超えている計算となっております。

今回は有償MIXとして活動してから半年間で10万円の売上を達成したお話をしたいと思います。MIX師さんに限らず、音楽を趣味にしている人で副業で稼ぎたいと思う方はなにかの参考になればいいかと思います。

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本記事を見る前に…

無償でMIXしている方にとって、お金をとってまで行うものではないでしょーに…と思う方もいらっしゃるかもしれません。1000円なら妥当だけど、5000円は高い。とか、○○さんの腕で5000円は安すぎる。という様々なシチュエーションがあるかと思います。MIX師有償、無償問題が一定の割合で上がっているのをみると、ある種答えのない問答なのだと結論付けられます。

という私も、この副業を始める前では「歌みたのMIX師って、あれピッチやタイミング調整がほとんどだから、”MIX”師とか草」と思っていて、それでお金取るとかどーよ?と思っていた勢でした。本職はパチンコのサウンドクリエイターを行っているので、異業種を受け入れられないイ○レだったんでしょうね。人の心境というのは移ろいゆくものです。

従いまして、本記事は「有償MIX師に対して、私が行ってきたMIX師としての内容を記載し何か参考になれば」と思います。

ピッチ調整・タイミング調整より大事な下準備で依頼をゲットだ!

MIXスキルが抜群にあればMIXが来る…というものでもありません。大事なのは歌い手の歌唱力を見抜き、適切なアドバイスを行えるかです。

そこには当然リテイクをしっかりと伝えられるか…など厳しいアドバイスも含まれます。全ては歌い手さんの能力を引き出す為です。

例えば頭出しが満足にできない歌い手さんに対して、「う〜ん、こっちでできちゃうからいいっか」と判断するより、しっかりと頭出しの方法を教えて歌い手さんがマスターしてもらうようにアドバイスするのもMIX師の能力に含まれます。頭出しは歌い手⇔MIX師の意思疎通において最も重要な作業ですから、歌い手さんが今後も歌い手活動をスムーズに行えるように助けてあげると「ああ、このMIX師さんは丁寧に教えてくれるな」と思ってくれるかもしれません。

さて、このように書くと「では、歌い手さんが頭出しをできていない場合は、積極的に教えていけばいいのか」と思いがちですが、大事なのは歌い手さんの現在の能力を見極めることです。

そもそも全くの歌みた初心者の場合はどうするか?

頭出しどころか、スマホ録音でデータの送り方もわからない…という例もあるかと思います。この場合、頭出しの方法を教える以前にデータのやり取りから着手しなければなりません。

歌い手に適切なアドバイスを送るには、相手がどこまで苦なく進められるか(機材などの知識)を見極める事です。ここに行き違いがあると「うわ、めんどくさい」「なにこのMIX師」と…。ひいては「なんかMIXとか下手じゃない?」みたいな出来上がりの風評被害に及ぶ可能性もなきにしもあらずです(泣)

これは個人的な価値観ですが、お金をいただく以上は相手の欲しいものをこちらで選別して与えてあげるべきだと思っています。無償であれば落とし所を決めるのもありですが、お金の対価として技術を提供する側ですからある程度の知識量や進行の提案はお金を貰う側が便宜を図るべきです。

逆に言えば、これらができない場合はお金を取らないほうが、後々のトラブルに発展しないかと思います。もしかすると、無償でMIXを引き受けている方はこの事をどこか感じているのではないでしょうか?

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ヒアリングをしっかり行う事で、MIXの完成度は半分以上完了している

というわけで、音源データをもらってから完成への方向性を入念にヒアリングする事が後の依頼につながる秘訣だと思います。

歌い手さんが感じている完成へのイメージと提出された音源の出来具合に大きな溝があれば、「この溝はMIXで埋めることはできない」とはっきり伝え、再録音又は依頼自体のキャンセルを決断すべきです。依頼が来たからといって惜しさから引き受けてしまうと後のトラブルに繋がり、金銭を受け取った方が不利になる可能性が大きくあります。

つまりは「あのMIX師は下手だ」「もう頼まない」に発展する可能性があります。

金銭を受け取らず依頼をキャンセルすればそれらの感想は生まれてこないので、自分にできる事と歌い手の能力を見極め準備万端にしておきましょう。

MIXの依頼料、いくらにする?

込み入った内容は動画をご確認ください。

よくMIX料金の相場について様々論じられていますが、目安になるのはフルMIXで5,000円ぐらいかなと結論づけました。

これは実際企業間で工数の算出を行う人月計算をベースに考えております。私はパチンコ業界でのサウンドクリエイターを行っており、サウンドクリエイター1人を1ヶ月まるまる稼働させる工数(20日×8時間)の金額がだいたい80万円ぐらいの相場感覚となっています。

そこからサウンドクリエイター本人に手に入る月給が約50%(40万円)、1日に換算すると約2万円。1楽曲のMIXに代替1日ぐらいかかるので、プロのサウンドクリエイターに1日分の工数をかけてMIXしてもらう金額は2万円がだいたい相場となります。

1楽曲2万円は企業間での話。金儲けをしない前提であればもっと安くて良い

さて、この2万円からいかにして5,000円に落としているかを考えたとき、完成したMIXデータを商品として売り出す意図があるかどうかにかかってきます。基本的に歌みたをアップする方は趣味としてアップし、人気になりたい!たくさんの人に聞いてほしい!という思いの人が多いと感じております。つまり、その歌ってみた楽曲・動画で商売する気はあまりないのです。

そうすればMIX師としてもその前提とした金額でサービス料金を設定しなければなりません。1日2万円という値段は、提出した商品が商売になるクオリティーである為のいわば責任料みたいなものです。

だからといって、手を抜いてMIXをしてもいい…というわけではありませんが、相手が何を目的にして歌ってみたをしたいのかによって、完成へのアプローチが変わってくるのです。

テクニックを磨く為に無料でスキルアップし、サンプル音源を用意する

MIXをするにせよなんにせよ、自分で選べば当然選り好みになってしまい「これでは新しい音楽を掘ることはできないな」と思った私は無料で100楽曲MIXする企画を行いました。このときは歌みたのMIXというかは通常の意味におけるMIX(パラデータのMIX)を行っていく予定でした。そうすることで知らない曲やパラデータの内容が確認ができ、自分の勉強になると思ったからです。

しかし、普通にMIXという単語をTwitterで使用した場合、多いのはどうしても歌ってみたMIXの方…ということで、もともとする予定がなかった歌ってみたMIXも引き受けることにしました。ここには、「VocalEdit」をしこたまやってきたわけではないのでEditの勉強になる狙いと最近のボカロ楽曲を掘りジャンルを広げるという2つの狙いがありました。新しいことにはそれなりに学べることも多いものです。

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そもそも無料にしようと思ったわけ

根底に「自分が学ぶつもりでいる」からこそ、有償にしては甘えが出てしまう。という気持ちがありました。VocalEditの経験が乏しい私としては、いきなり有償でMIXを行ってしまっては1曲目と100曲目でのスキルの開きがある=不公平が生じると思ったからです。(無料MIXで実証されましたが、やはり1と100を比べると使用している機材やクオリティーに開きがありました)

また、無料にすることで多くの依頼者が集まる=すぐに学びに取りかかれる、という狙いもありました。やはり無料でやってもらうって事は嬉しいものです。本当に様々な依頼者がいらっしゃいました。無料100曲MIX企画が終了しても、今もなおご依頼いただける歌い手様に対しては、感謝の気持ちでいっぱいです。

ただのサンプルでは太刀打ちできない

このMIX師はどのようにMIXするのだろう…。このMIX師に頼んで大丈夫かな…。という歌い手さんの悩みを解消してくれるサンプル音源を用意する…というのはもはや当然のことです。問題は「あなた独自のサンプル音源」をいかに用意するかになってくるでしょう。

私の場合、Youtube実況にて歌い手さんへ歌や録音のアドバイスを行っています。リアルタイムで見に来てくれた方に対しては、チャット⇔音声(私)でのフィードバックを行ったり、MIX中での質問(どんな処理をしているのですか?)という内容などを解説したりしています。すべてのMIX師さんの動画やサンプルを確認したわけではありませんが、このスタイルを取っているMIX師さんは今の所みたことがありません。これは私の特徴であると思っています。

なかなかMIXのサンプルで凝った演出を入れることは難しいと思いますが、例えばサンプルがおいてある自分のサイトがおしゃれであれば「お〜なんかかっこよさそう」と思います。(実際、テキストをスクショした依頼内容を記載したページより、書体や見積もり入力フォームがあるようなサイトの方が「よいMIXをしてくれそう」と思っちゃったりします。)

また、MIXしてきた数が多いのも単純ですが特徴になるでしょうです。「1500楽曲以上の実績あり!!」と書かれていれば「おお〜、過ごそう」となるでしょう。(もちろん、1500楽曲を裏付けるサンプルページなどは必要になりますが…)私の無料100楽曲も、桁数を見据えた上での楽曲数を設定しました。実際50楽曲ぐらいMIXすればスキル的にはそこそこ備わってくるのですが、やはり50より100の方が少しインパクトが上がるような気がします。

ややイカサマですが、MIXにかけた分数を計上するのもありかと思います。49000分をMIXに費やした!!とか(笑)この辺はいかに自分を大きく見せる表現力になってくるでしょうね。

金銭トラブルを回避するためには、スキルマーケットを利用する

私は殆どの依頼をココナラで受け付けております。これには、自分の管理が適当だから連絡先を一本化したかった事と、金銭トラブルを未然に防ぐためです。

TwitterのTLをみていると、結構歌い手⇔MIX師の金銭トラブルが多く見られます。完成したMIX音源を金銭支払わず持ち逃げされTwitterのTLに晒したり泣き寝入りしてしまったり…と内容は様々です。

しかしこれらは一度Twitterの外でやり取りすればある程度回避できることではないかと思います。

匿名性の高いTwitterと本人確認を行うココナラ

金銭を支払う以上信頼度が必要となってきます。それは支払う方もサービスを提供する方も同じです。Twitterだと匿名での投稿やDMができるので、信頼度的には高いものと言えないでしょう。

一方ココナラでは、サービス提供者(MIX師側)の本人確認が行える項目があります。当然しないよりするほうが信頼度が高くなり依頼が来やすくなる、というココナラの配慮だと思います。

Twitterでは【個人⇔個人】とのやり取りですが、ココナラでは【個人⇔ココナラ⇔個人】という図式になるので、依頼する方も「ここで持ち逃げしたらあとあと面倒なことになりそうだな…」と牽制することができるのです。(かなり暴力的な表現ですが、最初からかっぱらおうとする人はココナラで依頼しないだろう…という考えです)

購入者は店構えを先に見て、信用力と実績で選ぶ

また、「思っていたMIXと違った」という歌い手さん側の不満が起こりにくいというのもココナラを使用するメリットです。

Twitter上でもサンプルを展開することは可能ですし、Twitterを利用して自分のHPなどにアクセスさせサンプルを確認してもらうことは可能で、そこで金額の提示やサービス内容を記載し確認してもらうこともできるでしょう。しかし、どうにも個人のHPとなると信用力が比べられてしまうような気がしています。

例えば、同じデザイン同じ値段の服をネットショップで購入する際、簡素作りで購入ページしか無いA店よりカラーリングをその場で選択出来たり、見栄えが良いB店の方が信用力が高いのは言うまでもないでしょう。ここでA店の見栄えを良くしたとしても、いろいろな商品がおいてあって細かい商品が検索できるB店のアドバンテージを超えるにはなかなかの努力が必要です。実績を積みまくった末、「たとえHPが簡素でもA店の良さを知っている!!」という方はA店で購入するでしょうが、漠然と「良さそうなものから、良さそうな値段で選びたい」と思っている層にはB店のほうが向いているでしょう。

このA店を個人のHP、B店をココナラに置き換えてみれば、不特定多数の方から依頼を獲得できる可能性はココナラの方が優れていると私は思います。

そして積み重ねたMIXの信用力や実績を視覚化してくれるのもココナラの優れている点です。ココナラではあなたがどれぐらいサービスを購入されたか、感想や評価などが視覚化されます。これは当然選ぶときに効果を発揮します。この視覚化された評価を個人のHPでやると「本当にそうなのだろうか?」と疑ってしまう可能性があります。それほど大手が掲げる情報というのは信用力が高いように見えるのです。

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ココナラで運用するか個人のHPなどで運用するか見極める

これまでココナラの方が信用力があるから良い、みたいなことを書いてきましたが実際は自分の運用方法やスタイルで決めれば良いと思います。

ココナラ(大手)の方が信用力が高いように見えますが、逆にそれが胡散臭いとして見る方がいるのも一定数いると思います。重要なのは、例えば「ココナラだと不特定多数の人から見られる可能性があるから、見つけてもらいやすい」「ココナラだと金銭トラブルに発展する可能性が少ないから良い」「トークルーム一本化で管理しやすいのでココナラのほうが良い」または「個人のHPのほうが仲介手数料(ココナラは金額に応じてだが25%の手数料を引かれる)が無いので稼ぐ効率が良い」「不特定多数よりTwitterで直接DMなどで運用したほうが私は向いている」「ココナラでは様々な設定や本人確認が面倒くさいから個人のHPで運用したい」など、様々な理由を並べて自分に向いている方を選択したほうが良いと思います。

私個人で言うと、

・金銭トラブルに発展する可能性を低くしたい
・トークルーム一本化で依頼の管理を行いたい

というのが大きな理由でした。

ココナラでの実績が十分になった場合、その実績を引っさげて個人のHPに掲載しても良いと思います。(注:ココナラのDMやトークルーム内で外部に誘導するのは、ココナラから警告を受けますのでご注意ください。)

まさか自分のスキルでお小遣い稼ぎが出来るとは思わなかった!!

自分の音楽スキルを頼ってサービス購入してくれる事は本当にありがたく思います。最初のうちは「掲載するだけ掲載してみて、1つでも依頼が来たらいいな…」ぐらいなものに感じていましたが、積み重ねのちからは凄まじく、累計するとちょっとしたバイト料ぐらいの金額まで貯まりました。

そりゃ効率を求めれば飲食店とかのバイトをしたほうがお金は貯まりやすいですが、やはり嬉しいのは自分のスキルがお金になったということです。自分の力で価値を生み出しているということはなかなかサラリーマンやバイトでは体験できないことです。

まずはやってみて試行錯誤してみること。そして必要なスキルや知識などは不器用でもひたむきに習得することを諦めなければ、最初の依頼を獲得できるのはすぐかもしれません。

この記事を見てやる気が出た人は、ぜひ頑張ってみたください!!

最後に、私のココナラのページリンクを貼っておきます。サンプルの作り方などご参考になればと思います。

ココナラ ぱぱしゅみ 販売サービス一覧

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