子どもの才能って無限大ですよね。その才能を見つけ出し伸ばし続けてあげる事が親としての務めでもありますね。
2018年の現在から将来を見ると、子ども達が人生豊かに生きていくには「好きな事を仕事にする」が絶対条件です。嫌な仕事を無理やり行っていてもストレスが溜まってしまい体や心が弱くなっていきます。心身の健康は人生を楽しむに必要なベースです
今回は、子どもの将来に大切な才能をもっと伸ばす方法と、クリエイターの方向性について書いていきます。
まず、始めに
Twitterで親しくさせていただいている、さとるさん(@satorism0321)フォロワー800人達成企画、お絵かき大会に参加させていただきました!
今回の記事で使用する娘の絵のきっかけとなった企画です!さとるさんありがとうございます!今回の記事のネタに繋がりました(笑)
娘(6)が書いた、ハロウィーン魔女ちゃん
今回の企画で娘に書いてもらった絵がこちらです。

親バカと言われればそれまでですが、娘の書いた絵は「上手」です。間違いなく絵(または見る力)の才能があると思います。
子どもの才能を伸ばすには、親の知識が必要になる
親が子どもの成長に対して素直に褒めると喜びます。この時、子どもに対して褒めるとは別に「どこに才能があるのか?」を分析します。
例題として先程紹介した娘の絵を分析すると
- 「ハロウィーンの絵を書いて」と頼んだだけで、魔女やかぼちゃの絵を書いてくれた
- ハロウィーンの配色センス
- キャラクター等身のセンス
- キャラクターの表情の可愛さ
が挙げられます。
子どもの才能を分析すると、細かな才能まで分かる

漠然と絵を見て「上手だね!」と言うことは誰にでもできます。しかしそこで終わってしまっては絵を書く以外の才能に気が付かないかも知れません。
例えば、先程の分析結果1を見てもハロウィーンのキーワードだけで魔女やかぼちゃの絵にたどり着ける事は、「見る才能」があったからです。絵本や映像から「ハロウィーンにはかぼちゃや魔女が登場する」と見て(知識を得て)それを絵にできる才能があった為、このようなステキな絵を書くことができました。
1つの才能だけではなく、その中に隠された様々な才能を親は見逃さず、次の才能へつながる情報として理解する必要があります。
褒める、に説得力はあるか?
子どもに対しての褒め方は「上手だね!」とこれだけで良いのです。親に褒められる事が子どもにとって最大限に嬉しい事です。
しかし、もし「具体的にどこが良いのか教えて?」と言われた時、あなたは説得力のある説明ができるでしょうか?
それが得意分野であれば問題ありませんが、そうでない場合はあなた自身が子どもと一緒に詳しくなるしかありません。
私の場合、音楽なら専門分野ですがイラストやデザインに関してはド素人です。しかし映像に音楽をつけるという仕事上たくさんの絵を見ますし、イラストレーターの意見も聞いたりできるので、絵に関しての知識がついてきました。それがたまたま娘の絵の才能とリンクしたので、もし娘に「どこが上手?」と聞かれてもある程度説得力のある回答ができます。

なぜ説得力が必要なのか?
説得力が無いと、子どもの「もっと知りたい!スイッチ!」を消しかねないからです。
子どもの質問に親が答えられると「パパ・ママはいろんな事を知ってるんだ!もっと知りたい!」と思い、好きな事がもっと好きになります。いつも同じ様に褒めるだけですと「パパ・ママは本当にわかっているのかな?適当にうなずいているだけなのかな?」と段々バレてきます。
子ども達の「パパ・ママすごい!」が子どもの才能を伸ばす秘訣です。
クリエイターという職業について
もし、あなたの子どもが「イラストレーターになりたい!」と言ったら、どのように応援しますか?
クリエイターというと、「就職が難しい」「生活が安定しない」「生まれ持った才能じゃないと無理だ」というイメージがありませんか?
確かに、私の世代(私は1985年生まれ)では他の職業に比べて希少でしたし、技術力も必要でした。しかし今の時代、簡単にクリエイターになれます。それは世間の需要だったり、技術習得が容易であったり、クリエイターに対してのイメージがよくなったりと様々な理由があります。
もしあなたがクリエイターに対してマイナスなイメージをお持ちなら、一度見直して答え合わせをしてみると良いかもしれません。
サラリーマン✕クリエイターという職業の掛け合わせを目指せ
何もクリエイター1職で生活する必要が無くなりました。日中はサラリーマン、土日はクリエイターという生き方も珍しくありませんし、土日クリエイターで開花し「イケる!」と思ったらサラリーマンを辞めてしまっても良いのです。
他業種との掛け合わせも、新たな魅力の発見として注目されています。例えば「坊主✕ロックシンガー」「弁護士✕マジシャン」など、おおよそ予想できない職業の掛け合わせで新しい面白さが生まれる時代になってきます。
職業を掛け合わせる事で、あなただけのオリジナルが生まれます。クリエイター1つでは生活がままならないかも知れませんが掛け合わせの魅力で色々な仕事が舞い込んでくるかもしれませんし、もし片方が世の改革等によって続けることが困難になってしまっても片方の仕事が残っている事は安定した生活の基盤となります。
この考え方はクリエイターを目指す事に限らず、私達大人が今から目指しても良い新しい仕事スタイルなのです。
好きな事を続けている”姿”に心が動かされる

心が洗われる美しい絵、激しさあふれるギターのスーパープレイ、匠の芸術作品…私達はこれらのすごい技術や作品に飽きてきています。
当然、ステキな作品は見ていて気持ちが良いものです。しかし、インターネットの普及により興味のサイクルが加速した現代では、同じような作品を見続けると新鮮味が無くなります。
今は下手でも徐々にうまくなっていく過程や喜びを共有しクリエイターを応援するスタイルが流行ってきています。最初から応援してきたクリエイターが作る作品は、まるで自分が育てたかのように愛着がわきます。ナンバーワン作品より、あなただけのオンリーワン作品を作ってくれる方が今後クリエイターとして活躍していく可能性が高いです。
自分の得意分野だけ突き詰める
日本人の良いところでもあり悪いところは、全部自分でやってしまう事です。「やらなきゃ!」が自らを追い込み気分を焦らせてしまうケースもあります。
例えば、音楽CDには「作詞家」「作曲家」「編曲家」と3つぐらい別れていますが、海外では「オーケストラの楽譜を書く専門」「ドラムの太鼓だけを作る専門」「トランペットのメロディーだけ考える専門」など、様々な専門家を交えて1つの作品を作って行くケースもあります。(この手法を”コライト”と呼びます)
今後、コライト手法は日本にも定着してくるでしょう。そうなれば、例えば絵においても「色だけ塗る専門」「背景だけ専門」と様々な専門家を分けて1つの作品を作り上げるスタイルが今後増えてきます。(にしのあきひろ さんの絵本「えんとつ町のプペル」は、コライト手法で制作してあります。)
例えば、「私は絵を書くのが好きだ。でも手の表現を細部まで描かせてみたら私の右に出るものはいない!」と何か一つスペシャルがあると、「手を書かせるなら○○くんだな」と安心して仕事が舞い込んでくるでしょう。クリエイターとしては、頼られる仕事のもらい方が一番冥利につきます!
この考え方は、クリエイターに限らずあなたが現在行っている仕事に置いても同じことが言えます。一通り会社の業務がこなせる中で、あなただけのスペシャルがあるとあなたを頼って仕事が回ってきます。そうなればあなたを非難したりやり方に文句を言う人は少なくなり、自分のペースで仕事が行えます。
最後に|親が関心を持って子どもと一緒に参加する

娘が書いた絵とコラボしてみました!
私は絵を書くことが苦手ですが、背景の雰囲気を作る事はなんとなくできます。娘に見せると「うわぁ、パパ可愛くなったね!ハロウィーン色のお星様が付いてる!」と喜んでくれました。
子どもにとって、パパ・ママに褒められる事はとっても嬉しいことです。それを更に関心を持って参加してくれると、もっと嬉しくなりもっと好きになります。
子どもの才能を伸ばす方法は、いまよりもっと好きにさせることです。親として、大人として理論的に導ける冷静さを持ちながら、めいっぱい、大げさに子どもを褒めてあげましょう!
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