子どもは親を見て育ちます。私達も親の考え方や生き方が反映されて”今”があります。そして親になった私達も自分の経験や体験を子どもたちに伝えていかなければなりません。
しかし具体的に何を伝えれば良いのでしょうか?
私は、時代の流れから外れない生き方や考え方を教えていくのが親の使命ではないかと考えます。
※この記事は2018年11月に書いています。
Contents
時代の流れから外れない生き方や考え方とは?
今後は1つの事に集中しすぎない生き方や考え方が必要です。
一番わかりやすく我々の身近に存在するAIを例に説明いたします。
・AIに仕事を奪われる日が近い
AIが我々の仕事を奪うわけが無い…、確かに10年前の2008年あたりはそう考えていました。しかし様々な技術の発展によりAIに仕事を奪われることが現実のものとされてきているのです。
例えば自動運転は2021年から実現される流れになってきており、自動運転の自動車が商用で発売されるようです。
完成車メーカーでは、ドイツBMWや米フォード・モーター、スウェーデン・ボルボなどがこの6月から8月にかけて、完全自動運転車の2021年ごろの商用化を目指すと表明した。口火を切ったのはBMWだ。2016年6月に、米インテル、イスラエル・モービルアイと共同で、自動運転車の開発に共同で取り組み、2021年までに「完全自動運転車」(レベル4)の量産を目指すと発表したのだ。
自動運転が安心・安全と確立されれば、トラックやタクシー運転手の需要が減ってしまうでしょう。
映画の世界だけだと思っていた自動運転は、もう間もなく現実のものになろうとしているのです。
タクシー運転手✕落語の掛け合わせで生まれる新たなコンテンツ

自動運転が普及してもタクシー運転手その人に魅力があれば職を失う可能性は低くなります。
例えば運転しながら面白い話や楽しい話をしてくれる「落語タクシー運転手」がいたとしたら、その人を求めてタクシーを利用する人もいるでしょう。「自動運転は安心・安全だけど冷たい感じがする。ナビゲーションも機械っぽくて…。」と人間の温かみを求める人は間違いなく落語タクシーに乗車します。
これが1つの事に集中しすぎない生き方考え方です。2つのスキル(この場合は運転スキルと落語スキル)が備わっていれば、例えどちらかの需要が失われても片方は生き残っているのですぐ仕事が無くなることはありません。また「落語タクシー運転手」のように、2つのスキルを掛け合わせて新たな価値が生み出されるのでオリジナルが確立されます。
どんな仕事が無くなっていくか想像ができない
AIの発展により様々な仕事が奪われると予想されています。成るに難しい職業も簡単に奪われてしまいます。(医療系のAI化も目まぐるしい発展が行われており、例えば簡易的な診療がAIで行われる未来も間もなくです。)
我々の世代にはAIが発展途上だった為、影響が小さく深刻に考える必要が無かったかもしれませんが、我々及び我々の子どもたちは間違いなくAIの発展を見越した生き方や考え方が必要です。
イラストで分かる、豊かな人生の見つけ方
今後の人生が豊かになれるよう、わかりやすくまとめてみました。
①いままでは、途中で諦めず最後までやり遂げる生き方

親に、学校に、社会に…、色々な人々から「諦めず最後までやり遂げる」ように教わってきました。
中には「仕事はとりあえず3年続けろ」「やってみなきゃわからない」「そんな短期間で身につくわけがない」「継続は力だ」と根拠が薄い精神論で教わってきたかもしれません。
イラストのように、あと少しで宝が発見できるパターンも有ることから途中で投げ出さない事は大切です。しかし、それはあと少しで宝が有ることを知っているからこそ言えるのです。
私達がこのイラストを見ているから、「あと少しだ!諦めるな」と言えるのでしょう。しかし宝を探している人は目の前に宝があるなんて知るよしもありません。宝を外から見ている人と探している人は視点が違うのです。それなのに「諦めるな!」と単純に声をかけてしまうのは短絡的で賢くありませんね。
②本当に目の前に宝が有るのか…を見定める能力が必要

情報技術が加速する現代に置いて、無駄な努力を見極めないと取り返しのつかない時間が過ぎ去ってしまう可能性があります。
決して努力が報われないという話ではなく、間違った方法で努力を行ってしまうと時間が勿体ありません。
イラストのように、宝までの距離を見極めないと、思いもよらない時間がかかってしまい人生の予定が狂ってしまいます。
③宝は穴の中だけとは限らない。あらゆる観点で見定めよう

目の前の事ばかり見ていては周りなんてとても見えません。
今まで培われてきたスキルや知識を他のことに転用すれば新しい道が開けるかもしれません。
それはイラストのように、「宝は穴の中だけにある」と思い込んでしまった故に発見できない宝があるかもしれません。想像力を広げると「なんだ、そんなところにあるのか」と思う場所にも宝は存在しています。
例えば「ブログを書き続けていたがイマイチ成果が出ない。もしかすると物語を書くほうが向いているのかも…」と一旦ブログはお休みして、携帯小説を始めてみる…すると物語を書く方がスラスラと文章が出てくるし成果が出始めた!という事もあるかもしれません。
一つのスキルはあらゆる場面で役立ちます。一点集中しすぎず、広い視野で自分の能力を分析しましょう。
④なんでも自分でやろうとしない

あなたが穴を掘っているからといって、他のみんなが穴を掘っているとは限りません。
宝の場所がどこにあるかを調べる学者もいれば、泳ぎを教えるインストラクター、道具を作る鍛冶屋と専門職は人の数だけあります。
これらをすべて自分一人で行ってしまうのは大変です。それぞれの知識や技術は一朝一夕で身につくものではありません。
誰かが困っていたら助けてあげて、自分が困ったら助けてもらえば良いのです。現代はそれを叶えるインターネットが十分に設備されています。
私達の考え方を現代に変えていく
私達が子どもの頃と、私達の子どもでは世間の考え方や技術が全く異なります。
私達が親から教えられた知識や考え方がまったくそのまま対応できるとは限りません。ときには道徳も世間の評論で覆ったりします。
私達がまず行うべきは、現代の考え方にアップデートしていくことです。それは自分の経験や思想を180度変えろという極端な話ではなく、例えば先程紹介した「AIの成長について」考えたり、セクシャルマイノリティに関する「LGBT問題について」考えたりと我々の子供の頃に存在しなかった知識を少しでも蓄えておくことで対応できます。
私達親も、子どもたち以上に勉強しなければならない時代がやってきたのです。
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