どうも!パパ趣味のtysterken(@deadorrunning)です!
子供が3才頃になると、ある程度言葉を発したりママやパパの言っていることにも「わかった」と言ってくれるので、「おしゃべりができて楽しみ~」と思ってきます。
だけど、この頃になると話が通じてくるだけに「どうして分かってくれないの!」とイライラが…
イライラが溜まってくると、つい言葉も激しい口調になってしまい自己嫌悪…。子供にとっても親にとってもいいことなんてありません。
なんとかならないか…と悩んでいた中、子育ての本を読んでいて「ああ!なるほど!」と思った事が書いてありました。それは単純な1つの考え方でした。
子供は、「分かった」と言っても「分かっていない」

結論から言うと、子供の「分かった!」を親が真に受ける事がイライラする原因です。
よ~く考えてみてください。
大人の私達でも些細なニュアンスを読み取ることが難しいことありますよね?
「ちょっとコンビニ言ってくる。」の「ちょっと」って時間のちょっとですか?距離のちょっとですか?
夫婦間でもすべてのニュアンスが共有できている事はなかなかありません。妻の「もうすぐ出発するよ」のすぐは、私にとって「すぐ」の時間じゃないのです。
だから、子供にとっての「分かった」は、私達親にとっての「分かった」じゃ無くても当たり前だと思いませんか?
体験談|私が怒ってしまった「最後の約束」
娘(当時3才)と息子(当時1才)を連れて公園に行ったときの事です。妻は近くのスーパーで買い物をしていたので、買い物をしている間二人と公園で遊んでいました。
妻には「レジが終わったら連絡して~」と伝え、帰りのタイミングを合わせようと計画していました。
妻からの連絡があったので、公園を出なければいけません。私は娘に「次が最後の遊びだよ。どれにする?」と伝えました。娘は「分かった。あれ(滑り台)で最後!」といいました。
娘は滑り台、息子はブランコで遊んでいました。娘の方は早く終わりましたがブランコは順番待ちをしていました。
息子の番が来た時に娘も一緒にブランコをしようとしていました。私はつい「滑り台が最後って言ったよね?」と怒りました。ブランコをやりたい娘は「弟がやるんだから、私だってやりたい!」と文句をいいグズってしまう始末。
その時、「最後って約束したから、ちゃんとしなさい!」と大きく怒ってしまいました。娘は泣き出してしまい、どんよりした気分のまま私達は公園をあとにしたのです…。

どうして分かってくれないの!?
振り返ってみた上で自己分析してみたのですが、まずどうして私は怒ってしまったのかを考える事にしました。
私は、子供が約束を守られるよう育って欲しいと思っていました。簡単でちっちゃな約束はともかく、大切で大きな約束を破られるのは、大人になった今でも辛いことです。
その「育って欲しい」を優先してしまい、子供の「分かったけど分かってない」事を見落としていたのです。「育って欲しい」を優先した私は、勝手に「約束してくれた」と思い込んでいたのです。
その一点のみに固執していたが為に、娘が遊びを継続したことに対して怒ってしまったのだと思いました。
一方的とも言えるこの感情に対して、「どうして分かってくれないの!?」と子供に理解を求めるのは無理があります。
子供に「何が最後」で「どうして最後なのか」を伝えたか?

では、どのようにして伝えるのが正解だったのか?後々考えると、もっと上手な伝え方があることに気が付きました。
子供にはもっと具体的に分かりやすい形で伝えてあげる事が大切です。
ダメな例
私は娘に「次が最後の遊びだよ。どれにする?」とだけ伝えましたがこれはダメな例だと思いました。「次が最後の遊びだよ。どれにする?」という言葉を子供の気持ちになって考えてみました。
- 何が最後なんだろう。滑り台が最後なのかな?じゃあ、ブランコも次で最後にしよう
- パパが最後っていうまで遊んでいいのかなぁ?
- ママがまだ来てないから、ママが来たら最後ってことかな?
- そもそも、「最後」ってなんだろう…まぁいいや!分かったって言っておこう
我々大人は言葉のニュアンスを汲み取るので、「次が最後の遊び」と言われたら、「遊具で遊ぶのが最後」となんとなく理解するかもしれませんが、子供の気持ちになって考えると上記のようにいろいろな考えを巡らせるかも知れません。
良い例
「次が最後の遊びだよ。どれにする?」よりもっと良い伝え方があったと今更ながら思います。例えば
- 「もうすぐママが買い物から帰ってくるよ」
- 「ママ、先に車に戻ってるって。」
- 「ママがひとりぼっちで車で待ってると寂しいから、次で最後の遊びにしようね」
と順序建てて説明すればよかったと思います。これならどうして最後の遊びにしなければならないのかをわかりやすく子供に伝えられていますし、いつまでも遊んでいるとママが寂しくなるという約束を破ったときの嫌な気持ちを教える事ができます。
イライラしないために、3才がどこまで「分かる」のか考えてみよう
イライラしだすと、正常に判断できませんよね。イライラの言葉が更にイライラしてしまい、悪循環が始まってしまいます。できれば最初にイライラしない事が大切です。
その為には普段から子供がどこまで「分かる」のかを考えておくことです。

例えば、3才に「掛け算」は分かるでしょうか?いきなり分かるはずはありませんね。教えようとするならば、まず掛け算の基本となる足し算を教えなければなりません。では、足し算はすでに分かっているでしょうか?足し算を理解するには、数字を教えなければなりません。
このように、いきなり掛け算を分からせようとしても分かるはずがありません。丁寧に下から教えていかないと、掛け算の理解は不可能です。
ですので、「子供に何かをしてほしい」「子供に何かを分かってほしい」時には、大人が思っている以上に丁寧に教えてあげる事が必要です。
それでも「子供には分からないよな」と思うぐらいがちょうどいい
たとえ丁寧に教えたとしても「子供には分からない」と思うぐらいが気が楽です。丁寧に教えたから分かってくれると期待すると、「これだけ丁寧に教えたのに!」と別のイライラが発生してしまいます。
別の事でイライラが発生するより、「今は分からなくても、次に分かってくれればいいや」とのんびり行きましょう。子供だけではなく、パパの伝え方も次の方がうまくなっているかもしれませんよ!
まとめ|イライラは愛情の裏返し、でも過度な期待はダメっぽい
イライラしてしまう理由はきっと「子供を愛している故に期待してしまうから」が大きいのだと思います。「私の子供には、是非こうなってほしい」「みんなに愛される素敵な人生を歩んでほしい」と思います。
でも、子供が小さいうちにその理想を準備するのは少々早いと思います。イライラの連続でパパが嫌われてしまっては、いざ大人になる準備である中学生・高校生時代に話すらしてもらえなくなるかもしれません!
是非他のパパの体験談を参考にしよう!
私は同僚や友達の中で年齢若く子供を授かった事もあり、先輩パパがいない状態でした。相談する相手も無く自己流の子育てで、いつも過ぎてから「ああ、こういうふうに教えればもっとよかった」と反省することがあります。
「こういうケースの時、子供とどう向き合えばいい?」など、気軽にパパ同士が相談できると子育ての悩みもある程度解消されるのではないでしょうか?
本記事やブログを通じて、後輩パパたちのために何かしら参考になればいいなぁと思います。
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